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宮迫博之「牛宮城」のタン塩は「伝説の焼肉店」の味を再現…芸能人が飲食店ビジネスに走る理由は?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.03.07 11:00 最終更新日:2022.03.07 11:00

宮迫博之「牛宮城」のタン塩は「伝説の焼肉店」の味を再現…芸能人が飲食店ビジネスに走る理由は?

 

 宮迫博之さんの焼肉店「牛宮城」が3月1日にオープンしました。オープン前に共同経営者の人気ユーチューバー・ヒカルさんが試食して「全然美味しくない」とダメ出ししまくった動画が、816万回再生されて話題となったお店です。

 

 宮迫さんの他にも飲食店ビジネスをやっている有名人はたくさんいます。

 

 

 和田アキ子さんは和食の『お菜屋 わだ家』、デビット伊東さんはラーメン『でびっと』、Take2の東貴博さんはもんじゃ焼き『浅草MJ』、はるな愛さんは鉄板焼き『大三』など、芸能人が飲食店ビジネスをやっているイメージは昔からあります。

 

 では、なぜ数あるビジネスのなかで飲食店を選ぶのでしょうか。筆者も芸人とライターの仕事をやりながら『山下本気うどん』という、うどん店をプロデュースしています。

 

 その理由はいくつかあります。まず芸能人は、一度も社会に出ることなく、学生から直接芸能界に飛び込んだ人がほとんど。芸能界しか知らないので、単純に他のビジネスのことがわからないのです。

 

 しかし、飲食業界なら下積み時代にアルバイトした人も多いですし、当然、客としても来店するため、多少なりともイメージが湧きます。また、有名人だと、お店の人とすぐに仲よくなれます。そこで、一般人には無理であろう、名店のシェフから仕入れ先や経営・料理のアドバイスをいただけたりするのです。

 

 店舗経営で重要とされるのはお店の宣伝です。オープンしてもお店を知ってもらわなければ誰も来てくれません。そこで、一般の飲食店はグルメサイトなどに高額な広告費を払って宣伝します。しかし、芸能人は自身や知り合いの有名人のSNS、番組取材などで無料で宣伝できるため、圧倒的に優位です。

 

 そのあたりの計算が立つことから、飲食店を始める人が多いのではないでしょうか。

 

 実際に宮迫さんの『牛宮城』は、オープン日に登録者数288万人のYouTubeチャンネル『エガちゃんねる』の撮影で江頭2:50さんが来店しています。他にもTKOの木下隆行さん、堀江貴文さん、実業家の青汁王子こと三崎優太さんなど、多くの有名人が多数SNSで来店を報告していました。

 

 それらをさらにニュースサイトが記事にするため、無料でとんでもない広告効果が生まれるわけです。

 

 筆者も牛宮城がオープンする前のレセプションに行ってきました。レセプションは関係者を呼んでお披露目する会です。しかし、店側の本当の目的は、営業の予行練習をやり、問題点をあぶりだし、オープンまでに改善することなのです。

 

『牛宮城』の注文方法にはスマートフォンが導入されていました。呼び出しボタンを押すとテーブルに設置されているスマホにつながり、テレビ電話で、店員さんに注文できるシステムです。しかし、最初はうまく機能せず、ドリンクや料理の提供にも時間がかかっていました。宮迫さんも相当冷や汗をかいており、その場で急遽、練習日をもう1日もうけることになったほどです。

 

 ただし、タン塩やユッケなど料理はめちゃくちゃ美味しかったです。特に「極みタン塩」はこだわりの味だと宮迫さんは言っていました。

 

 昔、多くの吉本芸人が足しげく通った「美龍」というリーズナブルで美味しい、煙モクモク系の焼肉屋がありました(現在は閉店)。宮迫さんは、「美龍によく行ってたやろ。あそこのタン塩のネギ塩だれが、めちゃくちゃ旨かったやん。あの味をうちのシェフに再現してもらってん」と話していました。うま味の固まりのような「美龍」の塩ダレをまとった、上質で柔らかいタン塩は、高級とB級のハイブリッドといった感じで最高でした。

 

 みなさんも一度、試してみてはいかがでしょうか。

 

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している

 

( SmartFLASH )

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