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桂文枝、ついに『新婚さん』最終収録…「しんどかった時期」を乗り越えた妻・真由美さんの言葉

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.03.11 19:40 最終更新日:2022.03.11 19:41

桂文枝、ついに『新婚さん』最終収録…「しんどかった時期」を乗り越えた妻・真由美さんの言葉

 

 落語家桂文枝(78)が、長年にわたって司会を務めてきた『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)の最終収録に臨んだ。当日の様子を日刊スポーツなどが報じている。

 

 1971年1月の放送開始から51年3カ月。報道によると、文枝は「いままで100近い番組をやってきた。10年、20年続いた番組はあったが、51年3カ月は異常です。私は今日で終わりますが、この番組はまだ続くことがありがたい。51年3カ月、あっという間でしたが、みなさんに感謝しかない」と語ったという。

 

 

 2015年には「同一司会者によるテレビトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定され、以降も記録を更新し続けた。新婚さんとのかけ合いや、オチとしての “椅子コケ” は視聴者の笑いを誘ってきた。

 

 そのトークスキルは、落語家としても筋金入りの実力者であることの証。文枝の “落語の父” ともいえる故・三代目桂米朝は、本誌2012年7月31日号で、文枝を “平成のパイオニア” と絶賛していた。

 

「桂三枝くんは若いころから精悍な顔立ちと闊達な話術で、たちまちレギュラー番組を何本も抱えるお茶の間の人気者になりました。いつのころからか創作落語なるものも打ち出し、いまやその数は200を超えているそうです」

 

 しかし、『新婚さん』放送開始から51年あまり、すべてが順調だったわけではなかった。番組開始から約20年。40歳を過ぎたころ、自律神経失調症と診断され、収録に苦しんだこともあった、と2020年に『WEB女性自身』で明かしている。

 

 10本以上のレギュラー番組を抱え、東京と大阪を往復する日々。疲労がピークを迎えたのか、番組によっては撮影中に気分が悪くなり、途中で収録を止めることもあったという。

 

 めまいを感じるようになってからは、「コケたらどうしよう」と、硬いコンクリートの上を歩くのが怖くなった。落語家としての仕事にも追われ、「いっそ落語家をやめ、テレビタレントになったほうが楽なのでは」と気持ちが揺らいだとも語っている。

 

 しかし、そんな文枝を奮い立たせたのは、妻・真由美さん(享年67)の言葉だった。

 

 いつものようにめまいを恐れ、じっと自宅の椅子に座っている文枝に、真由美さんは「コケて頭を打ったぐらいでは死なへんで」と言ったという。文枝は「よく考えたら、そやな」と思い、「倒れたら倒れたときや」と開き直れるようになったと明かしている。

 

 2021年1月24日に息を引き取った真由美さん。文枝がいちばん感謝している人物は、間違いなく真由美さんのはずだ。

 

( SmartFLASH )

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