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おぼん・こぼん「難病で余命10年」「詐欺で大借金」初の回顧録で明かす
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.03.31 11:00 最終更新日:2022.03.31 11:00
3月30日、漫才コンビ「おぼん・こぼん」が、自伝的回顧録『東京漫才』の出版記念取材会を開催した。
今作は、結成57年めとなる「おぼん・こぼん」のこれまでの漫才人生を振り返ったもの。2人は、お笑い界きっての “不仲コンビ” として知られていたが、2021年、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で仲直りしていた。
共同執筆によって距離が縮まったと話す一方で、かつてのケンカ話にも華が咲いた。
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「過去に3回か4回くらいケンカしてるんですよ。殴り合いをしたこともあります。10代の終わり頃に、名古屋で寄席があったんですけど、お客さんは2人とか3人。何をやってもウケないんです。そのときに、自分の腕がないのに相棒のせいにするんですよ。相手になすりつけるわけです。それでボコボコにケンカするんです」(おぼん)
お互いのよいところについて聞かれると、おぼんはこぼんに対し「ない」と断言して、笑いを誘った。
しかし「もともと漫才の世界に入ったのはこの人(こぼん)のおかげ。彼は元から漫才が好きで、高校時代、こぼんちゃんから『漫才やらへんか?』と声をかけていただいたのがきっかけ。それに関しては、恩人やなと思っています」とフォロー。
一方のこぼんは「この方(おぼん)は漫才以外に生きる道がないような顔をしてるじゃないですか。存在そのものが面白い」とベタ褒めしていた。
こぼんは今作で、国の指定難病である「全身性アミロイドーシス」を3年前から患い、余命10年の宣告を受けていたことを明かしている。こぼんは「アントニオ猪木さんと同じ病気で、100万人に1人がなる病気です」と説明。
しかし、「70歳のときに(余命10年と)言われましたからね。10年後は80歳。十分です。平均寿命は生きたいと思っています!」と笑顔で語り、「自覚症状がないからね。お酒もガンガン飲むし、食べ物の制限もない。いたって元気です。元気な病人です!」と笑い飛ばしていた。
おぼんも、バブル時代にゴルフ会員権の詐欺にあい、多額の借金を背負ったことについて、本で触れている。
「友達から『いいゴルフ場ができるらしいよ。縁故会員で今なら3000万、普通に買ったら1億円するぞ』って言われて。僕はゴルフが好きでしたから、3000万で買いました。当時ね、銀行ローンを組むと金利で倍返しだったんです。それで3000万円が6000万円になってしまった」
さらに「趣味は結婚、特技は離婚」とし、3度結婚したことにも触れ、「2回めの離婚のときに子供が2人いたもんで、養育費を月々ちゃんと20万円ずつ返しました。だから、1カ月の支払いだけで200万くらいありました」と振り返っていた。
フォトセッションではキスを交わすなど、すっかり仲睦まじい様子。これからも漫才界の大ベテランとして笑いを届けてくれるはずだ。
( SmartFLASH )