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「六本木クラス」に高まる懸念の声…“韓国作品リメイク” は視聴者をがっかりさせてきた過去

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.10 17:30 最終更新日:2022.05.10 17:31

「六本木クラス」に高まる懸念の声…“韓国作品リメイク” は視聴者をがっかりさせてきた過去

2020年10月、「ゼニス ブティック銀座」でおこなわれた、グランドオープニンセレモニーに出席した竹内

 

 7月からテレビ朝日で放送されるドラマ六本木クラス』。すでに竹内涼真新木優子平手友梨奈らがキャストとして決定している。

 

 同作は『梨泰院クラス』という韓国の作品が原作。チョ・グァンジンによるウェブ漫画を、Netflixが実写ドラマ化。社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した。

 

 

「『梨泰院クラス』は、ソウル・梨泰院を中心に、厳しい環境のなかで奔走する若者たちのストーリー。主人公であるパク・セロイをはじめ、若者たちの共感を引き出す魅力的な登場人物ばかりでした。パク・セロイの特徴的な髪型をマネて、SNSにアップする人たちも多かった。

 

『六本木クラス』も、もともと同作を日本の設定に置き換えて翻案されたウェブ漫画。晴れてその作品がドラマ化されるわけですが、リメイクということで、ドラマの “完成度” に懸念が高まっています」(テレビ誌ライター)

 

 確かにネット上では、『梨泰院クラス』を日本版にリメイクすることに冷ややかな声が多く見られる。

 

《梨泰院クラスだから面白いのであって、日本を舞台に劣化版を作る意味がわからない》

 

《そもそも、六本木と梨泰院じゃ、若い人にとってのポジションが全然、違う…。いま東京に住んでる人たちにとっては、六本木って定期的に遊びに行く場所じゃぜんぜんないよー。痛いリメイクになって、俳優さんたちに痛いキャスティングにならないといいんだけども…》

 

「梨泰院も六本木も、若者の飲み場やクラブなどが多く、繁華街であることは共通しています。しかし梨泰院にあるのは “異国の雰囲気” と、昔ながらに染み付いてしまっている “差別意識”。両者は似て非なる場所なのです。

 

『梨泰院クラス』は、そこに渦巻く社会問題にスポットライトを当てた作品だからこそ支持された。六本木を舞台にしても、ストーリー設定をシンクロさせるのはあまりに無理がある、というのが “批判” の主な言い分のようです」(同前)

 

 なかには、リメイク自体にキビシイ声を寄せる人も……。

 

《こんなんばっかやってるから、日本のドラマも映画も学芸会レベルなんだよ。韓国と同じ熱量で作れるわけがない》

 

《韓国ドラマのリメイクで、日本の方が面白いって思ったことない》

 

「確かに、現地でヒットした韓国ドラマを日本版にリメイクする作品は多い。しかし、原作ファンからは批判されてきた歴史があるんです。

 

 韓国で最高視聴率33.2%を記録した『星から来たあなた』は今年2月、Amazonプライム作品として福士蒼汰さん、山本美月さんというキャスティングでリメイクされましたが、『はしょりすぎ』『このドラマの名前を使う意味がない』といった意見が殺到しました。

 

 少し前では、2011年にTBS系で放送された『美男(イケメン)ですね』も韓国ドラマのリメイク。原作では主演をチャン・グンソクが演じ、日本でも “グンちゃんブーム” を巻き起こしたものの、日本版は話題性に乏しい結果に終わりました」(同前)

 

『六本木クラス』は、原作の主人公パク・セロイのように、“のし上がる” ことができるだろうか。

 

( SmartFLASH )

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