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キテレツな芸風のハリウッドザコシショウ、裏には緻密な計算が…帽子の有り無しでキャラが変貌

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.06.13 16:00FLASH編集部

キテレツな芸風のハリウッドザコシショウ、裏には緻密な計算が…帽子の有り無しでキャラが変貌

 

 毎週水曜深夜に放送される『凪咲とザコシ』(テレビ朝日系)は、ハリウッドザコシショウさんとNMB48の渋谷凪咲さんがMCを務めています。

 

 番組ではハチャメチャ爆発キャラですが、筆者が以前、ザコシさんを取材したときは、世間に知られているキャラとは違って「実は緻密な一面もあるんだな」という印象を受けました。

 

 

 ザコシさんはこう語っていました。

 

「コンビを解散したときに、キャラを変えないといけないと思ったんです。それでスキンヘッドにしたんですよ。コンビでやってる奴が、ピンになっても同じだとどうしてもパワーダウンは否めないじゃないですか。

 

 ほかにも、プロレス界でいう、ベビーフェイスがヒールになるみたいに、白だった衣装を真っ黒にしました。あとは、テンガロンハットをかぶって、名前も『ザコシショウ」から『ハリウッドザコシショウ」に改名したんです」

 

 ザコシさんは、ピン芸人になってからの戦略をしっかりと立てていたのです。『ハンマーカンマー』『ドス!ドス!ドス!』『シュー!』という意味不明な擬音を叫んでる芸人さんの考えとは思えません。

 

 ザコシさんの代表ネタと言えば、『R-1ぐらんぷり2016』(関西テレビ系)で優勝したネタでもある『誇張モノマネ』。まず普通のモノマネをやり、次にそのモノマネを誇張する突飛なネタです。

 

 その『誇張モノマネ』をやる際に、ザコシさんはテンガロンハットで登場します。しかし、ネタの途中で、なぜかハットを取ったりかぶったりを繰り返すのです。それが以前から気になっていたので、なぜそうしているか聞いてみました。

 

「あれはこだわりがあるんです。ネタのときのスケッチブックにモノマネのタイトルが書かれているじゃないですか。そのスケッチブックをめくって読んでるときは、僕がMCだから、紳士的にやりたいんです(笑)。

 

 紳士的なものといえば帽子じゃないですか。それでモノマネが始まったら野性的にやるから帽子を取る。それにハットがない方がウケるというのもあります。要するにMCと演者ですね」

 

 スケッチブックに書かれたお題を読み上げているときはMCの仕事なのでハットをかぶり、本ネタのモノマネをやるときは、芸人としてハットを外す。ザコシさんはハットの有り無しで、一人二役を演じ分けていたのです。

 

 まさかそんな演出を、あのザコシさんが施していたとは驚きです。ですから、『凪咲とザコシ』でMCをやっていたザコシさんの頭の上には、しっかりとテンガロンハットがあったのです。

 

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している

 

( SmartFLASH )

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