「そうです」
――ママはパパが出産費用を使い込んだことで夫婦関係が破綻した、と主張しているそうですね。
「使い込みは事実です。孫娘のひめちゃんが生まれるとき、ママとパパは香川に住んでいたんですが、ママが必死に貯めた40~50万円をパパがギャンブルに使ってしまったんです。私自身が香川まで行って、代わりに出産費用を支払ったので、間違いありません。
パパはその当時、働かず、収入がなかったと聞いています。『出産費用は確保しておきたい』と思い、ママが一人で貯めたものでした。夫婦関係はこれで決定的に悪くなったと聞きました」
●誓約書を見せて「私も『殺す』と言われました」
さらにAさんは「こんなものもあるんです」と、記者に1枚の文書を見せた。それは手書きの「誓約書」だ。
《物を叩いたり、壊したりしません。》
《パチンコ・スロットは月2回5000円づつにします》 ※原文ママ
《ゲームの課金は月1万円までにします。》
《盗みません。》
《暴言をはきません。》
など、書き連ねられたあと、「平成25年6月30日」という日付、住所、そして一番最後にパパの本名が書かれている。
手書きの文書からは、夫婦関係が破綻した生々しい経緯が伝わってくる。
――この誓約書はどういったものですか?
「パパの浪費や暴言、気性の荒さがあまりに酷く、書いてもらったものだと、ママに最近見せてもらい預かりました。その場限りの誓約書だと思いますよ。
2012年にも一度、ママから電話があって『離婚したいから印鑑を持ってきてほしい』と言われたんです。そのときにパパが暴れて、ひめちゃんが警察に連絡してくれたそうなんですが『民事不介入』ということで注意で終わってしまった。
それでママが離婚届の証人を私にお願いしようとしたんです。でも、結局、パパの実家から『ママさえ我慢すれば……』と、とめられ、出せなかったそうです。私自身も何度もパパから『殺す』と言われましたから。
それだけじゃないですよ。私がひめちゃんの育児の手伝いで香川に行ったとき『いらっしゃい』と迎えてくれたこともないし、食事に連れて行っても『ありがとう』というのもないんです」
Aさんは厳しくパパの行動を非難した。記者がAさんを通じて、ママへの取材を申し込むと「私からママに電話させます」と言う。
後日、記者のもとにママから電話があった。
――パパから提訴されていると聞いています。
「提訴されたのは事実です」
――訴訟の中で離婚が明らかにされていますね。
「私からはお答えできません」
――「誓約書」も見ました。パパさんから暴言などがあったのでしょうか?
「ごめんなさい。そのことも私からはお答えできません」
夫婦関係の破綻については「お答えできません」と繰り返すが、否定はしなかった。
事情を知る関係者はこう話す。
「パパとママは離婚から2年後に調停をおこない、財産分与などを決めたと聞いています。その際に親権も、ママからパパに渡っています。
調停で『合意書』を交わしたそうです。それは『離婚について公表しない』『ママは離婚後も自分の姓を結婚時のまま変更しない』と、プリ姫のイメージを優先した内容をママに強いていたそうです」
視聴者が信じてきた幸せそうな「プリ姫」の姿はいったいなんだったのか――。
プリ姫の所属事務所に事前に質問状を送ると、パパが取材に答えるという。
本人を直撃した。
( SmartFLASH )