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ハラミちゃん、ピアノをあきらめてIT企業に就職したらパソコン作業で意外な弊害

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.06.20 16:00 最終更新日:2022.06.20 16:00

ハラミちゃん、ピアノをあきらめてIT企業に就職したらパソコン作業で意外な弊害

 

 6月13日放送の『100%!アピールちゃん』(TBS系)に、ポップスピアニストのハラミちゃんが出演していました。

 

 ハラミちゃんは、2019年に都庁の展望室に設置してある、誰でも自由に弾いていいピアノでRADWIMPSの『前前前世』を演奏したところ、そのYouTube動画が2週間で30万回再生され、一躍人気者に。

 

 YouTubeチャンネル『ハラミちゃん』の現在の登録者数は199万人になっています。

 

 

 ハラミちゃんは番組で、信号機が赤に変わるときの音や踏切の音は歩行者に危険を知らせるため不協和音が使われていると説明したり、番組MCの麒麟川島明さんの曲『where are you』を初めて聞いたにもかかわらず、その曲を耳コピしてすぐに演奏したりと天才ぶりを発揮していました。

 

 そんな天賦の才を持つハラミちゃんですが、音楽の世界にはさらに上がいると、筆者は以前ご本人からお聞きしています。

 

「小学3年生の頃、全国規模のコンクールに出たとき、『上には上がいる』ということに気づいて、絶望を味わったんです。

 

 高校生になって、音楽大学の受験に向けて専門的な先生のレッスンを受けることになったんですが、その初日に先生から『第一志望校に行けない』と言われたのもショックでしたね」

 

 ハラミちゃんほどの才能でも、幼少期から挫折を味わっていたとは驚きです。

 

 音楽大学に入学後も、周りのレベルの高さを痛感。自分がプロの音楽家としてやっていける自信がなくなり、ハラミちゃんは幼少期からずっと携わってきた音楽とまったく関係のないIT企業に就職します。

 

 とはいえ、当初はパソコンに触ったこともない状態です。

 

「パソコンしか使わないような会社だったんで、部署で私のことが噂になってて(笑)。

 

 新卒研修でPowerPoint作ってと言われたんですが、私、PowerPointを知らなくて、力の入れどころのことだと思ってたんです(笑)。それで、手書きで資料を出したら上司が絶句してました。

 

 本当に何も仕事ができないから、『来るところを間違えた』と思って毎日泣いていました。3日でやめると思ったから、もったいなくて定期券が買えなかったんです」

 

 そんなハラミちゃんでしたが、ピアノの鍵盤とパソコンのキーボード、同じ指でタッチする共通点が有利に働いたのか、短期間でブラインドタッチができるようになりました。しかし、意外な弊害もあったと言います。

 

「私、ピアノで鍛えた指の筋肉が発達しすぎていて、パソコンのキーボードをたたく音が『うるさすぎる』って怒られました(笑)」

 

 パソコンを使えるようになった後も、キーボードをたたくパワーポイントを間違ってしまったようです(笑)。

 

 その後、ハラミちゃんは再び音楽の世界に舞い戻り、今度は室内から外に飛び出し、ストリートでピアノを演奏することに。ストリートピアノに注いだパワーポイントは大正解だったようですね。

 

インタビューマン山下

1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している

 

( SmartFLASH )

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