6月30日、日刊ゲンダイは、女優の杏が早ければ7月、遅くとも8月には日本を旅立ちフランスに移住すると報じた。
本誌も6月、杏のフランス移住について、父・渡辺謙が背中を押しているということを報じている。当時、番組制作会社は本誌にこう語ってくれている。
「もともと杏さんはG党で、謙さんは虎党でした。ところが謙さんは、昨年の大谷翔平の活躍を目にしてドハマり。杏さんは『父に久々に会ったら、大谷がいかにすごいか、ずっと力説された』と笑っていました。謙さんは加えて『可能性のある若者はやっぱり海を越えなきゃダメだ。お前も大谷翔平を目指せ!』と、海外挑戦を後押ししたそうです」
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杏の移住はかねてよりの夢でもあったが、元夫・東出昌大との離婚も一因であるという。
「杏さんは10代のころに、パリコレモデルを夢見て渡仏しました。アポなしでパリ市内のモデル事務所やメゾンを訪れては、自ら営業していたそうです。現地には当時の苦労を知る友人も多く、パリは青春の街なんですよ。実際『ヨーロッパに移住したい』ということはこれまで何度も公言していますから。特に、東出さんとの離婚後は、何かと“穿った目”で見られる日本を離れたいと切望するようになりました」(芸能記者)
“旅支度”を始める杏だが、いっぽうの東出は、一足先に“新天地”へ。今年2月、所属事務所を退所したのだ。関係者は「事実上の“クビ”」とも語っていたが、その裏で東出が“強気”な態度に出ていることを、本誌は退所前の1月に報じている。
1月14日、出演映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の舞台挨拶に登壇した東出。舞台挨拶を終えると、迎えにきた運転手付きの車に乗り込むほかの出演者とは対照的に、東出は自らプリウスのハンドルを握った。助手席に乗せた女性マネージャーを所属事務所まで送り、一人で帰路につく。俳優が自ら運転をするとは、あまり見る光景ではない。
当時、事務所関係者はこう明かしている。
「じつは、ついに事務所から “三行半” を突きつけられて、1月31日をもって所属事務所であるユマニテから離れることになったのです。本人は周囲に『独立するんだ』と強がっていますが、事実上の “クビ” といってよさそうです」
もちろんその背景にあるのは、東出が起こしてきた一連の女性問題だ。
「2020年1月に女優・唐田えりかさんとの不倫が発覚し、7月に妻・杏さんとの離婚を発表。当面おとなしくしているのかと思いきや、1年後の昨年10月に、『週刊文春』で20代ハーフ美女との交際が報じられました。
しかも東出さんは、映画のロケで訪れていた広島に彼女を呼び寄せて3連泊させていた。それまで東出さんを守ってきたユマニテも、今度ばかりは堪忍袋の緒が切れました。
これ以降、事務所内で東出さんの退所に向けた話し合いが始まり、最終的に退所することになったのです」
当の東出はさぞかし落ち込んでいるのかと思いきや、あるテレビ局員はこう教えてくれている。
「じつは、今も東出さんへのオファーは映画や舞台を中心にたくさんあるんです。実現したものこそ少ないですが、オファーの数自体は騒動以前と比べて遜色ありません。
また、東出さんはほかの芸能事務所の後輩たちとも仲がよく、情報交換をしていて、オーディション情報の共有や映画監督の紹介などのアシストを受けています。自ら営業をかけて役を手にしたこともあったようです。
本人からしたら、『女性問題で炎上してもこんなに仕事が来るのだから、CM出演はさすがに無理でも、映画や舞台のギャラだけで今後も十分やっていける』と “皮算用” をしているようです。
親しい後輩たちには『これでいろいろうるさく言われなくてすむ』とせいせいした様子で話しています。最初はマネージャーもつけず、すべて一人でやる予定のようです」
自家用車の運転は、やがて来る独立生活への布石だったということか。だが、前途洋々というわけにはいかないだろうと、ある映画製作会社の社員は東出の懐事情を危ぶんでいた。
「東出さんの場合、映画の出演料は、主演で1本300万円、脇役で100万円くらい。しかし、ここから代理店などが中抜きをしますし、満額もらえるわけではありませんから、急に年収が2倍、3倍とはいきません。
杏さんとの離婚協議では、3人の子供に対し、1人あたりわずか月1万円という養育費を提示したといわれていますが、要するにお金がないのでしょう。この状態で事務所から離れるのはリスクが高いと言わざるを得ません」
日刊ゲンダイの報道によると、映画やドラマ、CMなどの“大きな仕事”はまだ決まっていないという東出。“皮算用”は誤算だったということかーー。
( SmartFLASH )