『ちむどんどん』グダグダ展開で“嫌われキャラ”ニーニーが「一周して人気爆上がり」

 

　7月13日に放送されたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の第68話、平均世帯視聴率は16.6％だったことがわかった（ビデオリサーチ調べ・関東地区）。7月に入ってからは最高で、6月9日（第44話・16.6％）以来の高視聴率となった。

 

　沖縄出身のヒロインが、料理に夢を賭けるこの物語。銀座の一流店で腕を磨き、料理人として充実した日々を送る主人公・宣子（黒島結菜）だが、恋や結婚に悩み……というのが、このところの展開だ。

 

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　4月の放送開始直後からTwitterで「#ちむどんどん反省会」というハッシュタグが作られるほど、朝ドラファンからは厳しい意見が多いこのドラマ。最近も、あまりに話が進まずもどかしい展開に、

 

《早くこの恋愛編終わらないかなぁ‥メッチャ嫌な気分になる‥今までの朝ドラだったらワクワクして見てたのになぁ‥》

 

《脚本、演出、背景の全てが無茶苦茶過ぎる》

 

《カムカムの頃は毎朝が楽しかったな（遠い目）》

 

　と、相変わらず辛口な感想がSNSには並んでいるのだが、このごろ“意外な声”が目立つように。

 

《あんなにニーニーが出てくると、不快感だったのに、なんだか一周回って「馬鹿馬鹿しいからいっか、暢子の恋模様よりも…」っていう感情になってきた…》

 

《前はニーニー出る度に見たくなくなっていたけど今じゃニーニーが出てくるだけで　#ちむどんどん　するわ　このドラマはニーニーだけが癒しになってきた　ニーニーの先にはコントがある》

 

「ニーニー」とは、ヒロインの兄・賢秀（竜星涼）のことだ。

 

「賢秀は何度も詐欺に遭って、主人公一家の借金を増やしたり、妹の財布からお金を拝借したり、家族に迷惑をかけてばかりで、ドラマの中ではいちばんの“嫌われキャラ”でした。

 

　ところが、クズキャラも突き詰めるとおいしくなるのでしょう。このところ、物語は恋愛がメインとなり、どうにもグダグダな展開が続いているので、なおのこと破天荒で憎めないニーニーの存在が評価されているのでは」（ドラマウオッチャー）

 

　ニーニーは、このところ失恋続き。化粧品会社で働く美女・直美（安野澄）に一目ぼれするも、婚約者（ナイツ塙）が現れ、失恋したのが6月30日放送回。そして、今度は青森から上京してきた和歌子（駒井蓮）に恋するも、7月14日放送回で婚約者が登場してまたも失恋。

 

《ちむどんどんのニーニーって、完全に現代版寅さんだねー。惚れやすくて、その子のために一生懸命。挙げ句の果てに、バッチリふられる。いいかげんだけど、どこか憎めない。私結構気になる》

 

“寅さんニーニー”効果で、視聴率アップとなるか？

 

( SmartFLASH )