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いとうあさこ&大久保佳代子『ヒルナンデス!』で「きくらげ生食」が炎上 実際は「生」ではなかった!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.27 16:50 最終更新日:2022.07.27 16:53
7月26日に放送された『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)が、ネット上で議論を呼んでいる。
問題とされているのは、タレントのいとうあさこと大久保佳代子の「オトナ女子旅」のコーナー。山梨県富士河口湖町の「旅の駅」で、地元の名産品である「ふじやまきくらげ」が出され、「富士山の伏流水で育てた新鮮なきくらげのため、生でそのまま食べられるそうです」とナレーションで紹介された後、2人が試食したシーンがあったのだ。
【関連記事:TBS『坂上&指原のつぶれない店』が大炎上「ジビエの生食は絶対ダメ!」専門家も警鐘鳴らす】
これに対し、ネットには
《あれ?きくらげって生で食べて良いものなんだっけ?!》
《きくらげは湯通ししないとお腹壊すよね…?放送されてキクラゲだけ、特殊なキノコなの???》
など、疑問を呈する意見が多数みられた。
乾燥ものに比べ、ぷりぷりした食感でおいしいと人気の「生きくらげ」だが、そのまま生で食べても大丈夫なのだろうか? 日本きのこマイスター協会理事長の前澤憲雄氏に聞いた。
「きのこ類は生で食べないほうがいい、というのが基本です。新鮮かどうかの問題ではありません。しいたけなど食べられるきのこでも、生の状態だと毒成分がありますが、加熱することによって毒性が消滅します。
また、きのこに含まれる難消化性の成分を、加熱によって消化しやすくするという効果もあります。唯一、生で食べられるきのこはマッシュルームです。大量に食べるものではないのでそれほど気にすることはないのですが、じつはこれにも微量の毒が含まれています。
きくらげを生で食べた場合、少しの量であればそれほど問題になることはないと思いますが、やはり湯通しはするべきです。もし本当に、湯通しせず生のまま提供しているのであれば、問題でしょう」
『ヒルナンデス』で大久保らが食べたきくらげは、本当に生の状態だったのか。番組で紹介された「旅の駅」の担当者に聞いた。
「番組の中でお2人に食べていただいたきくらげは、湯通ししたものです。“生”ではありません。テレビではそう紹介されていたかもしれませんが、もし誤解を招いたのであれば、残念です」
ちなみに「旅の駅」では、生きくらげの試食はなく、生のまま提供されることもないという。誤解だったようだが、これもテレビの過剰演出による弊害と言えるだろう。
《新鮮だと生で食べられる神話はどうにかならないのか》
《メディアの生食礼賛ってなんでなの?ただの無知なのか、無知だからこそ生をありがたがるのか》
というSNSの指摘もある。7月3日放送の『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で、ジビエの刺身が紹介されたことが問題となり、TBSが謝罪したばかり。メディアの食に関する認識不足は、深刻だ。
( SmartFLASH )