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TKO木本武宏 金に踊らされ続けた芸人の“原点”本誌に語っていた「月収3~4万円で借金400万円」時代
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.29 19:55 最終更新日:2022.07.29 19:55
巨額の投資トラブルが明らかになった、TKO・木本武宏。芸人仲間やタレントにFXや仮想通貨、不動産といった投資話を持ちかけ、推定7億円を集めたものの、返済できない状況にあるとされている。
5000万円を投資したとされる平成ノブシコブシの吉村崇は7月29日、『ポップUP!』(フジテレビ系)に出演。「欲、かいちゃったなっていう話です、僕が。持っていた暗号資産っていうか仮想通貨を、フルベットで入れちゃったなって。それも自分のジャッジですから……」と、トラブルに巻き込まれたことついて語った。
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7億円という途方もない額の借金を背負った木本だが、その“原点”ともいえる出来事を、本誌は取材していた。
2015年8月、木本は「『俺の貧乏自慢』ランキング」という本誌の特集記事に登場。30組ほどの芸人が、それぞれの貧乏エピソードについて語る、という内容だった。
その中で木本は、かつて背負っていた借金について、こう語っていた。
「30歳前後で、スケジュールが真っ白に。月収は3万~4万円だけど、バイトはしたくない。ネットオークションや友人宅を回り、古本を回収して売っていました。
それでもサラ金に手を出し、借金は400万円に。
取り立てからも逃げたけど、外で50円のガリガリ君を食べているときに『カネ返せ』と言われたときは、情けなくなりました」
アパートの部屋には家具が何もなく「近所のホームセンターで売り物にならない木材をもらい、ソファやテーブル、ベッドを作り」生活したという。
TKOは、1990年の結成以来、何度も東京進出を試みるが失敗。2008年、5度めの挑戦でようやくブレイクし、全国区の人気を得た。
「(東京では)住むところがないから、事務所隣の公園に寝泊まりしていました。貧乏体験でプライドを捨てることができてからは、楽になりましたね」
400万円の借金をしていたのは、20年ほど前の話ということになる。そこから一気に人気者になり、金銭感覚がマヒしてしまったのだろうか。
木本は7月23日に、松竹芸能を退所。窓口となっている個人事務所では、木本が出資金を預けた男性に対して、民事、刑事の両方で法的措置を取るべく動いているとしている。8月には記者会見を開き、経緯を説明する予定だという。
これ以上、金に踊らされることはあってほしくないものだが……。
( SmartFLASH )