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ほんこん「安倍氏銃撃事件」のデマ情報を拡散し謝罪 「SNS向いていない」の声が続出

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.20 18:43 最終更新日:2022.08.20 18:43

ほんこん「安倍氏銃撃事件」のデマ情報を拡散し謝罪 「SNS向いていない」の声が続出

写真・時事通信

 

 7月8日に発生した、安倍晋三元首相の銃撃事件。現場で自作の銃を2発撃った山上徹也容疑者は逮捕されたが、捜査が進むなかで、ネット上ではある荒唐無稽な説がささやかれている。

 

「銃撃を受けた瞬間の“襟の揺れ”や銃創などを元に、安倍元首相を銃撃した犯人が、山上容疑者とは別にいる、という説が流布しているんです。警察発表ではそのような可能性すら示唆されていません」(ITジャーナリスト)

 

 

 ところが、この説を支持する人たちの間では、8月16日に新たな“証拠”が見つかったとして、騒ぎになった。

 

「テレビ局がヘリコプターから撮影した動画に、事件現場付近の屋上に、簡易テントが設営されている様子が映っていたんです。これを“支持者”が見つけ、テントは安倍元首相を狙撃した犯人が利用していた『スナイパー小屋だ』として、一部のネットで盛り上がりしました」(同前)

 

 スナイパーがわざわざテントを設営し、山上容疑者の発砲と同時に安倍首相を狙撃する――。あまりに“トンデモ”な説だが、これに食いついたのが、芸人のほんこんだ。

 

 ほんこんは、自身のTwitterでこの説を紹介する動画を紹介。さらに、

 

《もうご存じの方も多いだろうが、あの時、屋上に数人がいて、茶色のプレハブ家屋の隣に白い小テントのような箱モノを広げてあったのを撤去し、去っているのがTBSヘリのカメラに映り込んでいた。なぜちょうどあの時に片付けて去ったのか。警察は如何なる可能性も調べるべき》

 

《一昨日から話題の、例の大和西大寺駅前のビルの屋上。事件直後に確認され、3時間後には撤去されたものはどう考えてもテントではない。撮影された人物はいるが何者か?メンテ業者?ところで、奈良県警本部長は以前NSC(国家安全保障会議)のメンバーだった。NSCの機能には前から疑問だが、事件の調査は?》

 

など、「スナイパー小屋」説を支持するような主張を繰り返したのだ。

 

 だが、8月18日には『BuzzFeed』が、テントが設営してあったビルの管理者を取材し、『スナイパー小屋』説をデマであるとして、完全否定した。テントは、排煙ダクトの清掃などをおこなうためのものであり、担当者は「悪質なデマを信じた人たちから『スナイパーがいた』などと電話も来ている。非常に迷惑しており、弁護士に相談のうえ法的に対処していくことを検討している」と語った。

 

 これを受けて、ほんこんは、8月20日に自身のYouTubeチャンネルで生配信をおこない、一連の“拡散”行為について謝罪。

 

「(ビルの管理会社に)電話を入れさせていただきまして、拡散してしまい申し訳ありません、ご迷惑おかけしましたと謝罪しました。今回のことはただただ頭を下げるしかない。みなさん、“スナイパー小屋”はデマですよ」

 

と語った。一連の騒動にネット上では、

 

《真摯な謝罪、素晴らしいと思いました》

 

《謝罪はいいこと。これからはアホなことすんなよ》

 

と、謝罪について評価する声がある一方、

 

《吉本興業は、ほんこんからSNSを取り上げろ》

 

《ほんこんはSNS向いてないからアカウントを削除することを勧める》

 

など、よく調べないまま怪しげな情報を拡散するほんこんに、SNSを辞めるよう進言する人たちも多かった。

 

「ほんこんさんは、Twitterに投稿した内容を巡って、作家・室井佑月さんにも訴えられています。すでに6月に判決も出ていて、東京地裁はほんこんさんに、室井さんの『社会的評価を低下させた』として11万円の支払いを命じました。

 

 ほんこんさんのSNSでの活動は、少なくとも芸人としての活動には、悪い影響しか与えていないでしょう。事務所がきちんと管理するべきです」(芸能記者)

 

“テント”にでも籠って、SNS断ちをするのはいかがだろう。

 

( SmartFLASH )

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