8月31日、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』第103話が放送された。緊迫した展開が繰り広げられるも、まさかの “誤用” が起き、視聴者からツッコミが集まっている。
この日の放送では、沖縄料理店「ちむどんどん」開店に向け奔走する主人公・暢子(黒島結菜)を支えるべく、沖縄から妹の歌子(上白石萌歌)がやってきた。歌子は、以前、暢子に振られた智(前田公輝)と仲が深まり始めているが、ふとしたきっかけで2人はケンカしてしまう。
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そして、放送終了直前、道端を歩く智がよそ見した瞬間に車のクラクションが鳴り、「危ない!」という声とともに智の帽子が地面に落ちる描写が。店にかかってきた電話を取った暢子が「智が瀕死の重体?」と声を上げたところで、話は終わっている。
だが、突然の急展開にも、ネット上の反応は冷めたものだ。
《瀕死の重体って…日本語おかしくない。瀕死の状態では?》
《瀕死の重体という、頭痛が痛い的な謎日本語》
《今日も言いたいことはいろいろあるけど「瀕死の重体」てどうなの?瀕死も重体もどちらも状態の意味合いであるので、言うなら「瀕死の重傷」もしくは「意識不明の重体」とかだと思うんだけどNHKがそんな日本語でいいの?》
「“瀕死の重体” という言葉が気になった人は多かったようで、いっときTwitterでトレンド入りする事態となりました。瀕死は『いまにも死にそうであること』で、重体は『症状が重く命にかかわる状態』です。“瀕死の重体”と表現してしまうと、意味が二重になってしまいます。
NHKがこんな “ガッカリ誤用” をするとは、にわかに信じがたい。混乱した暢子の聞き間違い、という演出の可能性もありますが、現時点で意図は不明です。
いずれにせよ、事故描写による緊迫感は打ち消されてしまい、素直に智の心配をしている人は少ないようです。『歌子に智の心配をさせるための嘘なのでは』と疑う声もあるほどです」(芸能記者)
違和感を狙ったのかもしれないが、物語に集中させてほしいものだ。
( SmartFLASH )