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衝撃新星・レッツゴーよしまさ 志村けんの“素”のものまねをナイツが大絶賛! 「ドリフターズの皆さんとコントをやりたい!」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.10.05 20:28FLASH編集部

衝撃新星・レッツゴーよしまさ 志村けんの“素”のものまねをナイツが大絶賛! 「ドリフターズの皆さんとコントをやりたい!」

“アイーン”をまねるレッツゴーよしまさ

 

 9月19日に放送された『お笑いオムニバスGP』(フジテレビ系)でおこなわれた人気企画「2億4千万のものまねメドレーGP」。そこで、審査委員長の石橋貴明や、おぎやはぎ、アンタッチャブル柴田ら、MCを驚愕させた新世代のものまねタレントが登場した。

 

 ドリフターズ全員の顔まね、声まねを強烈なクオリティで披露したレッツゴーよしまさ(33)だ。とくに、西麻布で飲んでいる佇まいをそのまま再現したような、“素”の志村けんのものまねは衝撃的で、翌日のラジオ番組でナイツの2人と清水ミチコが絶賛。一気に、ものまね界の注目株に躍り出た。

 

 

「好きな番組だったので、いずれ僕も有名になれたら出るのを目標にしようかなくらいに思ってたんです。それがいろんなものを飛び越えて、あの場に出させていただけたのでビックリしてますし、本当にありがたかったですね」

 

 こう語るよしまさは物腰柔らかく、どこにでもいる人のいい青年といった風情。それもそのはず、彼は芸人でありながら会社員でもある“二足のわらじ生活”を送っているのだ。

 

「2012年、某アミューズメント系の企業に正社員で入り、10年以上働いています。副業の届け出は、つい先日出しました(笑)。うまいこと収録日に有給を当てて、スケジュールをやりくりしてる感じです。ホントはものまねだけで食べられたらいちばんなんですけど……おかげさまで、ものまねの仕事が増えてきて、お笑いライブへの出演の話もいただいていますが、浮かれるんじゃないぞと自分を戒めてますね(笑)」

 

 すべてのきっかけは「幼いころに見たドリフターズや志村けんさんのコント」だという。

 

「僕が幼稚園くらいまで『志村けんのだいじょうぶだぁ』は放送していましたし、『ドリフ大爆笑』もスペシャル番組でやっていました。『だいじょうぶだぁ』のコントって、演歌やフォークソングをBGMにしたものがけっこうあったんですよ。八代亜紀さんや吉幾三さんの曲の世界観を、志村さんがコントとしてビジュアルで見せてくれる。そこから、昭和歌謡の世界に入っていったんだと思います。

 

 ものまねにハマったのは中学生時代に偶然見た、なかじままりさんによる伊藤咲子さんの『ひまわり娘』のものまね。そこから中学、高校の文化祭でものまねショーをやったんです。生徒は全然聞いてないのに、保護者だけが大盛り上がりでしたね(笑)。友達が大塚愛の『さくらんぼ』を聞いてるときに、僕は小柳ルミ子さんを聞いてるみたいな。親に影響されたわけじゃないんです。ホントに、ただ昭和の音楽が好きなんですよね」

 

 学生時代の出し物とはいえ、内容も構成もすべて自分で考えた。

 

「美川憲一さんと小林幸子さんをトリに持ってきて、“2人紅白歌合戦”みたいな構成にしてましたね。お金を貯めて、デッカいキラッキラの衣装を特注で作って……衣装のためだけにアルバイトやってました(笑)。

 

 大学に進んでからも、とにかくものまねがやりたくてショーパブに『ギャラいらないから出させてください』とお願いに行って。イベンターさんを紹介してもらったりしてました。でも、ものまね一本で食っていこうとは全然考えてなかったですね。正直『無理だろうな』と。だから、就職は絶対しようと思いました」

 

 社会人になっても、週末はショーパブやイベントに出演する日々。ものまねタレントの知り合いが増えてきたある日、人生を一変させる出会いが訪れる。

 

「今年の5月、なかじままりさんの還暦のお祝いがあったんです。同日やってた片岡鶴太郎さんの個展に『よかったら一緒に行く?』と誘っていただいて、なかじまさんと2人で行くことになりました。楽屋にご挨拶に伺いまして、もちろん僕は鶴太郎さんとは初めましてだったんですが、なかじまさんが『この子はものまねやってるんですよ』と、紹介してくれたんです。すると、鶴太郎さんに『動画を送ってほしい』と言われ、すぐにお送りしたところ『志村さんの素のものまねとかすごくいい』とお褒めいただきました。そこから、太田プロに繋げていただいたんです」

 

 まさかの鶴太郎直々のスカウト。

 

「中学生で、なかじままりさんのものまねで目覚めて、その数年後にご本人と知り合い、そこからプロへの道が開けるなんて想像もしていませんでした。しかも、なかじまさんのものまねはある録画ビデオで初めて見たんですけど、もともと録画しようとしていたのは志村けんさんの出ている保険会社のCMだったんです。それに、たまたまものまね番組が一緒に録画されていて、それを見て衝撃を受けました。結局、すべてのキッカケは志村さんで、そこから不思議なご縁で繋がっているような気がします。志村さんには本当に感謝しています」

 

 Mr. シャチホコが、和田アキ子の“歌まね”ではなく、普段の姿の“素のものまね”をやったのは、ものまね界の大発明だった。続いてJPが、松本人志の素の喋り方のものまねでブレイク。ものまね界の潮目は、本人の特徴を誇張して押し出す“デフォルメものまね”から、リアル志向の素のものまねへとシフトしている。レッツゴーよしまさは新人だが、素のものまねのスペシャリストとなれるポテンシャルを秘めている。

 

「じつはドリフのものまねは、志村さんが亡くなってから始めたので、歴史はまだ浅いんです。ドリフは本当に好きなので、『全員ものまねできるな』とは思っていました。でも、好きという気持ちが勝ってしまい、なかなか実践しようと思わなくて……。

 

 志村さんが亡くなったあと、コロナの自粛期間に『ドリフターズが今、全員元気だったらこんなコントやってるんだろうな』と妄想して、時間もあるし、声を吹き込んでみようと。やってみたら、あれ、全員できたな……と。それでYouTubeに上げてみたのが最初。志村さん、いかりやさんが亡くなられてから、いろんな感情が自分の中に蓄積し、それが形になったというか。『ものまねメドレー』のオーディションでは、思い切ってドリフ一本にしたんです。賭けだったんですが、ありがたいことに評価していただきました」

 

 すでに多くのオファーが舞い込み始めているレッツゴーよしまさ。今後の目標はなんだろうか。

 

「まずは自分にしかできない、誇張しないリアルなものまねを増やしていきたい。誰もやっていない切り口で続けていきたいです。

 

 昭和の曲にもこだわりたいですね。今はなかなか番組でやらせてもらえなかったりするので。オーディション行くと『スキマスイッチできないの?』とか言われます(笑)。なんとか昭和歌謡のものまねを続けられるように、自分が頑張って売れて、世に出したいのが目標ですね。

 

 それから、ドリフターズの皆さんとお会いしたことないので、いつか一緒にコントをやってみたい。僕が志村さんやいかりやさんになりきって、加藤(茶)さんや高木(ブー)さん、仲本(工事)さんと共演できれば……まさに夢の舞台ですね。とにかく好きなことを追求していきたいです」

 

 そして、このまま会社員も続けるのだろうか。

 

「もう、そろそろね、どうしようかとも思ってるんですけど。とにかく浮かれないように。有給は、まだ20日くらい残ってるんで(笑)」

 

写真・福田ヨシツグ

( SmartFLASH )

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