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61歳になったキムラ緑子が語る役者人生「人に嫌われる役は、すごく燃える」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.10.30 11:00FLASH編集部

61歳になったキムラ緑子が語る役者人生「人に嫌われる役は、すごく燃える」

 

新宿駅から歩いて2分。路地裏の『千草』という店が私は好き♪」

 

 こう歌うほど新宿にある「居酒屋 千草」を愛してやまないのが、キムラ緑子だ。

 

「子供のころは歌を歌うのが好きだったんですね。歌手になりたいなんて思っていました」と照れくさそうに話すキムラの歌声は迫力満点。歌手顔負けの本格派だ。放送作家の東野ひろあきの企画でステージに立ったのを機に、キムラがラスベガス生まれの日系三世の歌姫である「ドリー・キムラ」に扮し、「タニー・オータニ」に扮した俳優の大谷亮介と2人で「ドリー&タニー」というユニットを組んで活動もしている。

 

 

「もう10年以上になりますね。年に1回ほどのペースで、芝居仕立てのライブを開催していたんですが、コロナ禍で開催できなくて。来年はライブをやる予定なので、また歌いますよ」

 

 キムラが「歌う」と話すのは、名曲の替え歌で、この店をよく知る東野が作詞した。この歌の中にも出てくる「千草」の看板メニュー、山芋とまぐろを巻いたのり巻き「千草巻」には、キムラの “青春” の思い出が詰まっている。

 

「劇団の仲間たちと、紀伊國屋ホールの舞台がはけた後によく来ました。席についたらまず『千草巻』を頼んで、みんなお金がなかったから、遠慮しながらひとつ食べて、2つ食べたら怒られたくらい、いつもみんなで取り合い(笑)。

 

 当時はこの店の2階にお座敷があったので、みんなで雑魚寝ならぬ “雑魚飲み” 。一人で千草巻を一皿食べられるなんて、こんな贅沢なことはないくらい。私は東京へ出てきたのが35歳くらいだったので、青春の味というには遅すぎるから……仲間と一緒にいたときの味かな」

 

 彼女が芝居の道に入ったきっかけは、同志社女子大学時代に友人のつきあいで劇団を覗きに行ったことだった。

 

「すごくおもしろいことをやっていたので、私もやってみようかなって。クラブ活動のようなものだったので卒業後はやめたんですが、『人が足りないから』と誘われて。そのままずっと続けてしまったという感じなんです」

 

 1984年には脚本家・演出家のマキノノゾミ氏が立ち上げた劇団「M.O.P.」の旗揚げに参加し、看板女優として活躍。劇団は京都で上演していたが、東京へ住まいを移した後は、稽古のときは京都に戻る “二拠点生活” を送るようになった。そうやって京都と東京で続けたが、劇団は2010年に解散する。

 

 劇団時代の思い出の作品を聞くと「すべて、本当にすべて」と話し、こう続けた。

 

「最後の公演はカウントダウン公演にしたので、あと3回、あと2回、これが最後……と感慨深かったですね。

 

 ラスト公演はドキュメンタリー番組にもなったので、当時は無我夢中でわからなかった自分たちのことを見返すこともできて、印象に残っています。私たちの劇団はつかこうへいさんの芝居が好きで始めた集団なんですが、ラスト公演の稽古中につかさんが亡くなったんです。つかさんが私たちのことをすごく応援してくださったので、『ありがとうございます。私たちもこれで終わります』とみんなでお礼を伝えて。私たちには心に残るものがありました」

 

■どの役をもらえるかで役者人生は決まる

 

 劇団の解散から3年ーー。

 

 キムラ緑子の名は全国に知られるようになる。2013年に放送されたNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で西門和枝を演じたことからだ。

 

 杏が演じた主人公が丹精こめて作った料理をひっくり返したり、祖母の形見である「ぬか床」を捨てろと言ったり、あまりにも厳しくあたる “いけずな小姑” は、「そこまでやるか」と、全国の視聴者を敵にまわした。

 

「台本を読んだときは、すごくいい役だなと思いました。私は嫌われる役は全然嫌じゃなくて、むしろ嫌われてやれみたいな。

 

 あの役は主役の杏ちゃんのためにある役。あのきつさに耐えられる主人公が素敵で、その後も負けない人生を送ったというためにあるわけでしょ。本当に嫌な小姑にならないと主人公は素敵にならないと思うんです。

 

 だから、ものすごく頑張りたくなるし、燃える。人に嫌われる役って、ものすごくやりがいがあります。もちろん人生的にはいい人の役のほうがいいですよ。脚本家さんの力で魅力的に描かれた役が当たったときは、その役者自体が素敵に見えますから。

 

 言いすぎかもしれませんが、どの役をもらえるかもらえないかで、役者って人生が決まると思うんです。

( 週刊FLASH 2022年11月8日号 )

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