2023年は、YouTuberにとって“試練の年”になりそうだ。
チャンネル登録者数209万人を誇る人気YouTuber・ぷろたんが、1月4日に自身のチャンネルを更新。そのタイトルは「先月の収益が1/5に減って気が狂いそうなので特大唐揚げに自家製タルタルソースぶっかけて食べる」というものだった――。
「ぷろたんさんは、10分以上の動画に自分でつけることができる広告を、すっかりつけ忘れていたらしく、収益を確認したところ、過去最低だったようです。
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今回の収益源は、広告をつけ忘れるミスがあるとしながらも『YouTuber自体がオワコンになってきている』と、全体的に収益が下がっていることを嘆いていました。100万再生以上の動画を連発していたぷろたんさんですが、ここ最近は高水準の再生数を記録しながらも、100万を超えることは滅多にありません。
YouTuberとしての生活に“不安を抱えている”とも明かしました」(週刊誌記者)
ここ最近、人気YouTuberが収益源を嘆いている。2022年12月、登録者数180万人を抱える大人気YouTuber・ラファエルも、YouTube「令和の虎CHANNEL」にゲスト出演し、こう告白した。
「YouTuberという、YouTubeで収益を上げて稼ぐというビジネスモデルは、いずれ終わると思っています。広告収入は10分の1ぐらいになっています。ほとんどのYouTuberがそうだと思います」
2022年12月、本誌はラファエルとも親交があるYouTuber・シバターに話を聞いている。彼の前にもまた“壁”が立ちはだかっていた。
「いちばんよかった時期と比べると、全体的な視聴回数が減って、収益は落ちていますね。私もラファエルさんもヒカルさんも、みんなだいたい同じだと思うんですが、2017年あたりがいちばん視聴回数がよかったかもしれないです。いまから5年くらい前が、たぶんいちばん数字が取りやすかった。
たとえば、2017年11月の総視聴回数が、僕だと約1200万再生なんですけど、今年(2022年)11月の総視聴回数は340万なので、5年前と比べて4分の1程度になっているんです。
ただ、単価の変動もあるので、収益も4分の1になったわけではありません。収益については一概にはいえなくて、ジャンルとか、どういう動画を上げているかとか、あとはその動画に視聴者がどれだけ滞在してくれたかで違うんです。
ひとつの動画を1分しか見てもらえないのか、10分見てもらえるのか。もっと言えば、30分の動画を全部見てもらえるような人だと、単価がガンガン上がるんです」
また、ラファエルがYouTuberとしての活動に限界を感じていることについては、こう語った。
「結局、ほとんどのYouTuberが、みんな数字を取れなくなっているんですよ。芸能人が軒並み参入したことが大きいです。わたしはもう9年めなんですけど、長年、YouTuberをやってきた人たちが、どんどん廃業しているんです。
ラファエルさんがカレーパン店を始めたのもそうですが、YouTuberとして稼いだ知名度を生かして、別の方法でマネタイズする、みたいな時代になっているんです。
わたしもお肉を売ったり、パチンコの営業をしたり、いろいろな手段でお金を稼いでいますが、ラファエルさんは同志というか、昔から一緒にやってきた仲なんで、一緒にがんばっていきたいとは思います」
12月1日に発表された「進研ゼミ小学講座」の調査では、「小学生がなりたい職業」で、3年連続YouTuberが1位となっている。今後も、“夢のある仕事”でありつづけられることはできるだろうか――。
( SmartFLASH )