女優を志すようになった有村は、現在の事務所のオーディションを受けた。
「一度めは不合格でしたが、関西弁を直し、ダイエットをするという条件をクリアし、翌年見事合格しました。高校3年生になるタイミングで上京しました」(芸能関係者)
娘が有村と同級生で、一時有村がバイトをしていたことがあるという伊丹市の栄鮨店主はこう振り返る。
「架純ちゃんは東京に行く直前、娘に『お世話になった皆さんには、なんのお返しもできませんが、立派な女優になることがいちばんの恩返しだと思って、頑張ります』と書いた手紙を渡してくれたそうです。大河ドラマに出演するなんて、これ以上ない恩返しをしてくれました。今でも、たまに連絡を取りますよ。コロナ禍で芸能界も大変でしょうと連絡したら『今までの作品を見返して、演技の勉強をしています』と返事がきました。本当にエラいコです」
店には、芸能界に入った直後、来店した有村が書き残したサインが掲げられている。
「この字体のサインは、我が家の宝物ですよ。じつはこの古いサインが残っているのを知った架純ちゃんが、お母さんを経由してわざわざ新しいサインを送ってくれたんですよ。昔のサインは、恥ずかしいのかもしれないね(笑)」(同前)
実母も大河出演に大喜びだ。
「芸能界入りを応援したのはお母さんですからね。朝ドラのときもそうですが、この世代はNHKに出てくれるのがいちばん嬉しい。お母さんも喜んでますよ」(地元住民)
『どうする家康』が、有村にとって新たな代表作になると太鼓判を押すのは、映画評論家の前田有一氏だ。
「彼女が女優として頭角を現わしたのは、’15年の映画『ビリギャル』だと思います。金髪姿でギャル風の言葉遣い。難役ですがナチュラルに演じていて感心しました。彼女は和風の出で立ちがとても似合う女優さんなので、今作も期待できます。瀬名姫は天真爛漫な一方で、悲業の死を遂げた人物です。彼女のレベルの高い演技力が、さらに評価されることになるはずです。まさに、国民的女優という言葉がぴったりです」
今後の女優人生も太平が続くはず!