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「いちばん面白いR-1王者」2位ゆりやん、1位は?…ウエストランドの「夢も希望もない」ディスりは本当か?【500人アンケート】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.07 17:00 最終更新日:2024.03.05 16:01
ピン芸人の日本一決定戦『R-1グランプリ2023』の準決勝が、2月11日におこなわれる。決勝は3月4日だ。
2002年に始まった『R-1』だが、『M-1』や『キングオブコント』と比べると、優勝者にブレイクする芸人が少ないことがたびたび指摘されている。
2022年の『M-1グランプリ』優勝のウエストランドが「M-1にあってR-1にないもの、夢、希望、大会の価値、大会の規模」とネタにしたほどだ。
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実際のところ、R-1王者のその後はどうなっているのか。
歴代王者で、いまもコンスタントにテレビ出演している売れっ子は、博多華丸、霜降り明星・粗品、マヂラブ・野田クリスタル、ゆりやんレトリィバァくらいで、すでに実績を積み重ねた顔ばかり。R-1を機会に大ブレイクしたといえる芸人は、ハリウッドザコシショウ以外、ほぼ見当たらないのが実情だ。
そこで本誌は、R-1に関するアンケート調査を実施。「過去10年の優勝者でおもしろいと思うのは誰か」を全国の20代から50代の男女500人に聞いた。
その結果、もっともおもしろいR-1王者に選ばれたのは、霜降り明星の粗品(2019年優勝)。128票を集め圧勝だった。選んだ人の理由は、
「笑いにスピード感があり、ボケもツッコミも素晴らしい。見ていて飽きない」(50代男性・青森県)
「このメンバーに入ったら、レベルが違うでしょう」(20代男性・東京都)
「漫才師としての実力があり、ピンでもいける。一発屋たちとは違う」(30代女性・大阪府)
2位はゆりやんレトリィバァ(2021年優勝)で93票。
「人を傷つけない笑い。粗品とは違い、本当のピン芸人」(30代女性・東京都)
「体を張った芸は本当にすごい。怪我しないようがんばってほしい」(20代女性・長崎県)
ゆりやん票の約3分の2が女性。55%が男性票だった粗品とは明確な違いが出た。
3位はハリウッドザコシショウ(2016年優勝)で66票。中川家、陣内智則らとはNSC同期で、40歳過ぎでようやくブレイク。
「勢いで笑ってしまう。時事ネタのチョイスがいい」(20代女性・新潟県)
「固定観念を覆して爆笑と驚きを与えた。こんな人はいない」(20代男性・沖縄県)
投票の3割以上を占めたのが20代。若者からの支持が特徴だ。
4位は56票で2人。まずは2017年優勝のアキラ100%。
「全裸なのにどこか品があるのがすごい」(20代女性・東京都)
「裸とお盆ひとつの究極のシンプル芸。なのに毎回笑ってしまう。これはすごいのでは」(30代女性・山口県)
もうひとりの4位はマヂカルラブリーの野田クリスタル(2020年)。
「独特の世界観になぜか惹かれます」(50代男性・東京都)
「ゲームのプログラムまでできてしまう多彩さ。憧れます」(40代男性・神奈川県)
粗品と同じ、M-1とR-1の2冠王者の野田だが、評価では大きな差がついている点は興味深い。
トップ5人のうちザコシショウとアキラ100%を除く3人はすでに売れっ子だった。ウエストランド井口の「夢も希望もないR-1」ディスりは、「まさにそのとおり」という結果になってしまった。
6位以下は次のとおり。
6位(41票)お見送り芸人しんいち(2022年優勝)
7位(29票)じゅんいちダビッドソン(2015年優勝)
8位(15票)三浦マイルド(2013年優勝)
9位(10票)濱田祐太郎(2018年優勝)
10位(6票)やまもとまさみ(2014年優勝)
また、「R-1について思うこと」を聞いたところ、
「本当にピンで頑張ってる人たちだけの大会にしてほしいですね、コンビ組んでる人がピンでエントリーするのは納得いかないです」(50代女性・静岡県・ハリウッドザコシショウに投票)
「近年面白いと思う芸人が減ってきている。優勝しても有名になっていないし、そもそもネタが面白くない」(30代女性・兵庫県・ゆりやんに投票)
などの意見があった。20年以上の歴史を誇る賞レースだけに、「これぞピン芸人!」という突き抜けた笑いを見せてもらいたいものだ。
( SmartFLASH )
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