【アンケート】辻村寿三郎さん死去　あなたがハマった「NHK人形劇」4位『新八犬伝』2位『サンダーバード』1位は？

 

　 2月13日、NHKのテレビ人形劇『新八犬伝』『真田十勇士』などの人形製作で知られる人形作家の辻村寿三郎（つじむら・じゅさぶろう）さんが、心不全のため、2月5日に死去したことが報じられた。89歳。

 

「辻村ジュサブロー」の名で、NHKのテレビ人形劇で人形美術を担当し、一躍、脚光を浴びた。2000年に、名を本名の寿三郎に改め、2013年には、青春時代を過ごした広島県三次市に人形館が完成した。人形館は訪日外国人客にも人気のスポットとなっている。

 

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　SNSでは辻村さんを悼む声が多く上がった。

 

《大好きでした。幼少の頃の八犬伝との出会いが、その後の影響大でした　ご冥福をお祈りします》

 

《私には、辻村ジュサブローの呼び名の方が馴染み深い方。辻村寿三郎さんの訃報に絶句…。この方の造形やデザインは本当に素敵でした。ご冥福をお祈りします》

 

《NHKの人形劇「新八犬伝」が好きでした。人形の独特な顔つきとちりめんの肌質が魅力的でした。ご冥福をお祈りします》

 

　かつては毎年のように新作が放送されていた、NHK人形劇。本誌は「もっともハマったNHK人形劇」アンケートを実施。『サンダーバード』（1966年）以降の19作品から、40代以上の全国の男女500人に選んでもらい、理由を聞いた。トップ5は以下のとおり。

 

●第5位：37票　『人形劇　三国志』（1982～1983年）

 

「小学生の頃、始めて中国史に触れた作品だった」（50代男性　埼玉県）
「森本レオの声やトーンが諸葛公明のイメージとマッチして、物語への興味が増したから」（60代女性　千葉県）
「元々、三国志が好きでした。人形劇シリーズは、どれも人形自体が美しく、惹き込まれました」（50代男性　大阪府）
「人形が魅力的だった」（40代女性　福島県）
「凛々しい人形たちでした」（60代女性　千葉県）

 

●第4位：41票　『新八犬伝』（1973～1974年）

 

「辻村寿三郎さん製作の人形に魅せられました」（60代女性　愛知県）
「すれ違いの連続でハラハラした」（60代男性　東京都）
「ストーリーの面白さと、人形の造形美。坂本九さんのナレーションも良かった」（50代女性　新潟県）
「小学生の時好きすぎてNHKに友人とファンレターを書いたら、NHKからお返しに八犬士の写真の下敷きが送られてきて大感激したから」（60代女性　神奈川県）
「辻村寿三郎の人形が好きだから」（60代女性　三重県）

 

●第3位：52票　『連続人形劇　プリンプリン物語』（1979～1981年）

 

「急に歌い出すお決まりの歌が面白かった」（50代女性　福岡県）
「いつも楽しみに見ていました。今もプリンプリン物語の歌は歌えます」（50代女性　熊本県）
「声優神谷明が好きだったから」（50代女性　東京都）
「ちょうど子供の頃リアルタイムで見ていた！ルチ将軍が怖かった」（50代男性　静岡県）
「子供の頃、親にあまりアニメを見せてもらえなかったが、この番組は見ても良かったから」（40代女性　北海道）

 

●第2位：107票　『サンダーバード』（1966年）

 

「ぎこちない動きが良かった」（60代男性　兵庫県）
「確かイギリス制作作品ですがスケールの大きさに感動しました」（70代女性　福岡県）
「子供が好きなロケットやユニークな乗り物が見ていて夢が有った」（60代男性　富山県）
「見たことがないタイプの人形で、お話にわくわくしたから」（60代女性　茨城県）
「人形が繊細で良くできていた。ストーリーもワクワクした」（60代女性　大阪府）

 

●第1位：173票　『ひょっこりひょうたん島』（1964～1968年　復刻版・1991～1992年）

 

「子供のころで印象がとても強い。とらひげの人形を持ってました」（60代男性　京都府）
「子どもの頃ずっと見ていて、今思い返しても良い内容だと思うし、残っている作品の再放送を見てみたい」（60代女性　宮城県）
「個性のある人形とそれに合った声優達のストーリーが兎に角面白かった」（70代男性　千葉県）
「唄も唄えます。夢中で見ていました。楽しかったです」（70代女性大阪府）
「レトロ感満載で、人形がどれも可愛かった」（50代女性　北海道）
「歌が好き。冒険もののストーリーですが怖くないのがいい」（40代女性　東京都）

 

　復刻版も放映され、70代から40代まで幅広い票を集めた『ひょっこりひょうたん島』がダントツという結果に。回答者の、童心にかえったような意見が印象的だった。

 

　6位以降は以下のとおり。

 

・6位：29票　『シャーロックホームズ』（2014年）

 

・7位：15票　『新・三銃士』（2009～2010年）

 

・8位：10票　『真田十勇士』（1975～1976年）

 

・9位：6票　『ひげよさらば』（1984年）

 

・9位：6票　『人形歴史スペクタクル　平家物語』（1993～1994年）

 

・11位：5票　『紅孔雀‐新諸国物語より』（1978年）

 

・11位：5票　『地球防衛軍テラホークス』（1985年）

 

・13位：4票　『笛吹童子‐新諸国物語より』（1977年）

 

・14位：3票　『フラグルロック』（1990年）

 

・15位：2票　『空中都市008』（1969年）

 

・15位：2票　『マザーグース』（1992年）

 

・15位：2票　『ドラママペット放送局』（1997年）

 

・18位：1票　『ネコジャラ市の11人』（1970～1972年）

 

・19位：0票　『恐竜家族』（1995～1996年）

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