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【どうする家康】家康を苦しめた「三河一向一揆」脚本家の“カルト”描写に「現代日本にも通ずる」感嘆の声

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.02.20 16:31FLASH編集部

【どうする家康】家康を苦しめた「三河一向一揆」脚本家の“カルト”描写に「現代日本にも通ずる」感嘆の声

『どうする家康』で家康役を演じる松本潤

 

 2月19日、NHK大河ドラマどうする家康』の第7話が放送された。世帯平均視聴率は13.1%で、前回の13.3%から微減した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 

 元康から改名した家康(松本潤)だったが、三河の国では争いが絶えず、収入も乏しい。家康が、民衆の間で人気が高まっている一向宗の寺に潜入すると、市が賑わい、住職・空誓(市川右團次)は、「民が苦しむのは武士のせいだ」と説いていた。寺は「不入の地」として年貢を免除されていたが、家康は寺からも取り立てようと……という話が展開した。

 

 

「『三方ヶ原の合戦』『神君伊賀越え』と並び“家康の三大危機”とされるのが『三河一向一揆』です。家康の父は浄土真宗の寺に守護不入の特権を与えており、犯罪者を追いかけたり、年貢の徴収などの目的で寺に立ち入ったりすることは禁止されていました。しかし、家康の家臣がこの禁を破ったことから争いが勃発。家康の家臣からも裏切りが続出し、争いは半年にも及んでいます」(週刊誌記者)

 

 この回を観た視聴者からは、SNS

 

《不入の権って今で言う宗教法人かな?現代でも年貢しこまた取り立ててやればいいのに(笑)》

 

 など、宗教法人に対する各種税金の優遇策を重ね合わせた声が多数、上がった。さらに、住職の説法や民衆が踊りに熱狂する描写に“カルト宗教”を連想する意見も多数見られた。

 

《空誓上人の人心掌握スキルすげえな 現代のカルト教団の長もああやってマインドコントロールしていくんだろうなと》

 

《今日のどうする家康の一向宗のくだり、カルトってこうやって取り込まれていくんだな~~と肌で怖さを感じる演出ですごい良かった》

 

《空誓上人が放つ言葉は、現代日本にも通ずるわけで、政府が私利私欲に走るかぎりカルト宗教が生き延びるわよね》

 

 劇中、家康から年貢を払わない理由を問われた空誓は、こう言い放つ。

 

「政をしている連中が阿呆だからだ。阿呆に銭を貢いでも、阿呆は戦にしか使わん。死に金じゃ」

 

「脚本を担当する古沢良太氏は、これまで『リーガル・ハイ』や『コンフィデンスマンJP』(ともにフジテレビ系)で、多くのインチキくさい人間を描いてきており、こういった描写は得意中の得意とするところ。また、今回の大河ドラマは純然な歴史ドラマではなく、ファンタジー要素や現代劇要素も多い。当然、現代の新興宗教などの問題も念頭に置いていると思われます」(テレビウオッチャー)

 

 現在においても、そのまま通じるセリフではないか。

( SmartFLASH )

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