田代まさし、“職質動画” 公開して「こんな仕打ち」…本誌に語っていた「刑務所生活」と「極秘結婚」

 

《今日、品川駅で、田代まさしだということだけで、新幹線の時間が迫っているのにも関わらず、こんな仕打ちを受けました》

 

　3月31日、元タレントの田代まさしが、自身のInstagramを更新。駅構内で警察官に職務質問された動画を公開し、話題を呼んでいる。

 

　品川駅で、複数の警察官に囲まれ職務質問を受ける田代氏。付き添いと思われる男性は、「謝るくらいだったら最初からするなよ」と警察官をにらみつけていた。

 

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《でもこの映像を載せることによって、僕が何も持っていない、という事が証明できて逆に感謝です。》と皮肉にも感じる文章を添えた田代。投稿には、職務質問を “仕打ち” とする田代をたしなめるコメントが散見される。

 

《こんな仕打ちを受けたって言っちゃダメでしょ。こんな仕打ちを受けるような事を繰り返してやっちゃったんだから。1日も早く、こんな事をやられないように、信頼を取り戻せるように頑張って下さい。》

 

《警察官だって街の安全を守るために必死です。そしてなにより、動画でこういう場面を不特定多数の人に晒すのは、ちょっと悲しいかな。》

 

《スタッフさんの態度が感じ悪いね…警官さんはお仕事なので、だいたい動画で撮ってのせる必要ある？》

 

　薬物で逮捕されること5回。2022年10月には人生で3回めの服役を終えた田代。本誌は、娑婆に出てからわずか1週間後の田代に取材をおこなっている。

 

「今までで、いちばんキツかったよ。福島刑務所は楽だと聞いていたのに、5回も懲罰を受けたからね」

 

　と力なく笑う田代。服役中は刑務官にかなり苛められたそうで、「精神はすごく削られた」と刑務所内での生活を明かしてくれた。

 

「ダルマを作る刑務作業中、細かい作業に向くからと爪楊枝を使っていたら『なんだこれは』と刑務官に見つかってね。『効率的なんです』と弁明したって『屁理屈言うなこの野郎』と一喝されて懲罰だよ。

 

　若い刑務官からは『年下にここまで言われて恥ずかしくないのか』とかイビられたりもした。顔を知られているから、ほかの受刑者から喧嘩を売られることもある。

 

　俺もやんちゃだから『いつでもやってやるよ』なんて言い返したりしてね（笑）。懲罰房はつらかったですよ。誰とも話せず孤独で、数日でキツくなる」

 

　念願の出所を果たし、最初に口にしたのは豆腐だった。

 

「韓国映画によく出てくるんだけど、向こうでは縁起物として豆腐の角を食べるんだって。黒い自分を豆腐のように白くする。豆腐が大豆に戻らないように、自分もここに “戻らない” という意味があるんだってさ。

 

　これをやってみたくて、妻に用意してもらい、出所後に刑務所の前ですぐに食べた。でも美味しかったのは、帰宅して食べた妻の手料理。心に沁みたなあ」

 

　じつは田代は、これまで妻の存在をひた隠しにしていた。長男と長女をもうけた前妻とは、2005年の一度めの服役中に獄中離婚している。

 

「今の妻とは、2011年に府中刑務所に収容される直前に籍を入れました。『差し入れも面会も、身内だと便利だから』ってね。デビュー当時から俺のファンで、世界中探してもこれほど俺のことをわかってくれるのは、こいつだけですよ。

 

　今回はコロナ禍のせいで、雪の中わざわざ面会に来たのに追い返されたり、かわいそうな目にも遭わせた。息子はいろいろと理解があるんだけど、娘との関係が難しくて。嫌われたくないから、これまで再婚したことを自分の口からは話せなかったんだよね」

 

　薬物との闘いは、妻の助けを得ながら進めている。

 

「保護観察官にも言われたんだ。『奥さんが監視役ですからね』って。たとえば取材を受けたり、会食に参加する際に、売人が紛れ込んでいないか気をつけてくれるし、なるべく一緒に行動することで、薬物に出会うきっかけが生まれなくなる。すごく助かるよ」

 

　投稿には、 #だいじょぶだぁ～、という志村けんさんのギャグも添えられている。

( SmartFLASH )