ジャニーズ性加害問題「『news zero』キャスターの櫻井翔は何を語る？」集まる注目　所属タレントが時事番組に多数出演

 

　ジャニーズ事務所の元所属タレントが、故・ジャニー喜多川前社長から性加害を受けていたと訴えている問題に対し、藤島ジュリー景子社長は、5月14日に公式サイトで謝罪した。

 

「ジャニー喜多川氏の性加害報道については、さかのぼれば1999年10月の『週刊文春』の報道によって知られるようになりました。ジャニーズ事務所は発行元の文藝春秋を提訴しましたが、2003年には『セクハラに関する重要部分は真実』と東京高裁が認定しています。

 

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　ジャニー氏は2019年に亡くなっていますが、2023年3月には、英BBCでジャニー氏による性加害疑惑の特集番組が組まれ、大きな話題を呼びました。さらに『週刊文春』が、元所属タレントらの証言を報じ、4月にはジャニーズJr.として活動していたカウアン・オカモト氏が記者会見で性被害を訴えるなど、事態は動いていきました」（芸能記者）

 

　報道の反響は大きく、今回、同事務所は公式サイトに見解を掲載した。藤島社長が登場した動画では、「なによりもまず、被害を訴えられている方々に対して深く、深くおわび申し上げます。そして関係者の方々、ファンのみなさまに大きな失望とご不安を与えてしまいましたこと、重ねておわび申し上げます」と謝罪している。

 

　続く一問一答の書面では、性加害をめぐる一連の告発は事実なのか、という問いに《当然のことながら、問題がなかったとはいっさい思っておりません。加えて会社としても、私個人としても、そのような行為自体はけっして許されることではないと考えております》と回答した。続けて、《一方で、当事者であるジャニー喜多川に確認できないなかで、私どものほうから個別の告発内容について『事実』と認める、認めないとひとことで言い切ることは容易ではなく、さらには憶測による誹謗中傷等の二次被害についても、慎重に配慮しなければならない》と補足している。

 

　また、藤島社長は《知らなかったではけっしてすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした》と説明。長らく事務所の運営は、ジャニー喜多川氏とメリー喜多川氏の2人体制で、それ以外の人間は発言できない状態だったという。《私自身、その異常性に違和感を持つことができなかったわけで、ただただ情けなく、深く後悔しております》とも語った。

 

　同事務所は、今回の件でコンプライアンス委員会を設置。今後は経営改革、社内意識の抜本的改善をおこなっていくとしている。

 

　すでにカウアン・オカモト氏の記者会見は、NHKをはじめテレビ各局によって取り上げられ始めていた。また5月11日には、『news23』（TBS系）がこの問題を報道し、話題となった。

 

　そんななか、注目を集めているのは、ジャニーズ事務所所属の嵐・櫻井翔がキャスターを務める『news zero』（日本テレビ系）だ。毎週月曜から金曜の23時に始まる同番組で、はたしてこの話題は扱われるのか。SNSではこんな声が集まっている。

 

《戦争もスポーツもぶっちゃけ翔くんじゃない人でも伝えられるけど、今回のジャニーさんの件は翔くんしか伝えられない事あるから、もし本気でキャスターやってんなら見て見ぬふりはしないで報道して欲しい。》

 

《news23でジャニーズ問題やってる時に、NEWS ZEROで櫻井翔が何を言うか。》

 

《翔くん、キャスターを名乗るなら、ジャニーズ事務所についてちゃんと言及すべきだと思う。 ほんとは知ってたのかどうかもそうだし、まったく触れず、ならキャスターではないよね。》

 

「同じく、ジャニーズタレントが出演する、時事問題を取り扱うタイプの番組にも注目が集まっています。ABC-Zの河合郁人さんが金曜レギュラーを務める『ゴゴスマ』（TBS系）や、城島茂さんをメインキャスターにした『週刊ニュースリーダー』（テレビ朝日系）、東山紀之さんがメインキャスターの『サンデーLIVE!!』（テレビ朝日系）、すでに事務所を退所していますが、中居正広さんの『中居正広のキャスターな会』（テレビ朝日系）などです。今後、この問題をどう取り扱うのか、各局はむずかしい舵取りを迫られそうです」（前出・芸能記者）

 

　直近では、23時から生放送予定の『news zero』で、櫻井は何を語るだろうか。

( SmartFLASH )