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宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』公開まで2カ月も宣伝いっさいナシの“スラダン戦略”は成功するか

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.05.16 17:15FLASH編集部

宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』公開まで2カ月も宣伝いっさいナシの“スラダン戦略”は成功するか

 

 スタジオジブリの、宮崎駿監督による10年ぶりの長編作品『君たちはどう生きるか』が、7月14日に公開される。

 

 宮崎監督は、2013年公開の映画『風立ちぬ』の公開後、引退を発表したが、2017年に発言を撤回。本作は、宮崎監督が少年のころに読んで感動した、1938年発表の吉野源三郎の同名小説のタイトルを借り、新たに生み出したオリジナルストーリー。内容はまったく異なるため、原作・脚本も「宮崎駿」となるようだ。

 

 

 宮崎監督が手がけたジブリ作品といえば、『千と千尋の神隠し』(317億円)、『もののけ姫』(201億円)、『ハウルの動く城』(196億円)、『崖の上のポニョ』(155億円)の4作が、アニメの歴代興行収入ランキングトップ10に入っているが、宮崎監督が高齢であることから、今度こそ真の引退作となりそうなだけに、大ヒットで有終の美を飾りたいところだろう。

 

 しかし、公開まで2カ月を切ったにもかかわらず、どうにも盛り上がっていない気も……。その理由を映画ライターが明かす。

 

「2022年末に公開され、興行収入約140億円を記録した『THE FIRST SLAM DUNK』と同じく、公開まで宣伝をいっさいしない戦略で行くようです。3月、『週刊女性PRIME』で、ジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏のタイ人女性をめぐるスキャンダルが報じられており、それが原因かとも思われましたが、この方針は宮崎監督の意向で、もっと前から決まっていたようです」

 

 たしかに、製作サイドが情報を出しすぎてしまうと、観客は劇場に足を運ばなくても、見た気になってしまう懸念もあり、最近は庵野秀明監督の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』など、事前の宣伝を控える作品も増えている。

 

「今回はすべてのメディアにおいて、事前情報はいっさいNG。宮崎監督本人の稼働もないようです。すでに、宮崎監督直筆のキャラクターが描かれた、ポスタービジュアルがお披露目されていますが、配給する東宝の幹部ですら『ビジュアルのキャラクターが何なのかもわからない』と言うほど、情報が入っていない状況だとか」(前出・映画ライター)

 

 公開作が必ずヒットするといってもいい一大ブランドであるジブリ作品だが、はたして、“スラダン戦略”は吉と出るだろうか。

( SmartFLASH )

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