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マーク・パンサー「globe全盛期は飛行機に布団で寝たことも」
エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.15 16:00 最終更新日:2017.08.15 16:00
「ここ数年は長野の自宅スタジオで音楽制作をやり、DJの仕事で東京に来るというスタイルですね」
2011年のKEIKOのクモ膜下出血による療養のため、事実上活動を休止中のglobe。作詞とラップを担当するマーク・パンサー(47)はKEIKOが倒れるまで、いっさいDJ経験はなかった。
「DJをフランスの音楽学校で8カ月勉強しました。ほかの若い生徒から『ジジイ』とか言われて空き缶とか投げられながら、勉強してましたね」
なぜ一からDJをやることに?
「KEIKOが倒れて、globeで何ができるかをTKと考えたとき、僕はアーティストではなく、DJというメディアになろうと思ったんです。KEIKOの復活をサポートするのは、けっして医学的なリハビリだけではない。そういう希望がなかったら隠居していたでしょう」
“globe愛”の深い彼は、小室ファミリー全盛期の喧騒をこう振り返る。
「僕はMTVのMCでした。そこでTKに声をかけられて一緒に全国をまわり、オーディションでKEIKOを見つけたんです。当時はあまりの速さで事態が動いていて、記憶が曖昧なんです」
そんな状況のなかで、マークはかなりのストレスを抱えつつ必死に行動していた。
「ファミリーの皆でフェラーリを買うとか、今だったら叩かれるようなことが普通でしたね。疲れすぎて飛行機のファーストクラスに布団を敷いて寝ていたことも。また、楽しむ余裕がほとんどなく、毎日飲んでました。東京ドームでライブがあるのに飲み明かして、朝の4時にドームのシャッターを叩いて、ドームの仮眠室でリハーサルまで寝て、シャワーを借りたりしてました」
マークは気になるKEIKOの近況ついても教えてくれた。
「KEIKOは元気で、昔のこともよくしゃべる。ただ、現在、globeのボーカルとしてのモチベーションが戻っていないんです。それを僕らは待っているんです。じつは、一度デモを3人で作ったのですが、その肝心な部分が、まだ戻っていないので、作品にはできないのです」
再出発が今から待ち遠しいーー。
(週刊FLASH 2017年7月18日号)