誰もがあこがれる「不労所得」。そのひとつとして、CDや書籍などの印税が挙げられる。大ヒット作品を持ち、印税生活をするマンガ家もいるが、おいしいことばかりでなく、悩みもあるそうだ。
映画化もされた『ピューと吹く!ジャガー』などの著作を持つ漫画家のうすた京介が、8月12日放送の『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』(TBSラジオ)に出演。
大ヒットマンガ『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』がアニメ化されたとき、「これは当たったな」と思った瞬間を伊達みきおから聞かれ、こう答えていた。
「『当たったな』っていうのは、やっぱりカネですよね。本当にもう、貧乏だったんですよ。(ブレイクした直後に)銀行(税務署?)の人が、疑ったらしくって。『この人、前年度税金ゼロだったんですけど、何やってたんですか?』『今年から急に、税金……これ、本当ですか?』って」
しかし、前作の連載終了後、現在連載中の『フードファイタータベル』が始まるまでには5年のブランクがある。この間に何をしていたのか。
「思い返すのもイヤなくらいの5年。この間は、基本的に中国拳法を習ってましたね。次回作で拳法漫画やろうと思ってて。
中国拳法を始めたんですよ。やっぱり、ちゃんと体で覚えないと描けないっていうのもあって」
続けてこのように語っていた。
「ところが、1年くらいでネームが通らずに、ボツになっちゃって。でも、そこで拳法やめるのもなんだしって思って。とりあえず、拳法は続けて(笑)。
もちろん、その間、いろんな作品、ネームはやってたんですけどね。結局、通らず。だから、結果何をしてたかっていうと、拳法をやってたことしか残るものがないっていう(笑)」
夢の印税生活(?)をするマンガ家も、ネームが通らなければタダの人。仕事がゼロになってしまうリスクもあるのだ。