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『風と共に去りぬ』上映中止で判明「ビビアン・リー」不倫事情
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.09.07 16:00 最終更新日:2017.09.11 15:18
アメリカの白人至上主義団体とそれに対する抗議デモが、思わぬ影響を見せている。
南北戦争の南軍指揮官の銅像や記念碑などの撤去が相次ぎ、「第2の南北戦争」かと指摘されるなか、ついに名作映画『風と共に去りぬ』が上映中止に追い込まれた。
メンフィスの映画館「オルフェイム」は、34年間、夏に『風とともに去りぬ』を上映してきたが、ついに「人種差別に配慮して」上映を取りやめるという。
『風と共に去りぬ』といえば、大農園主の娘スカーレット・オハラ(ビビアン・リー)が南北戦争に翻弄される壮大な叙事詩。南部の華やかな白人文化を賞賛しつつ、黒人奴隷を正当化する映画との根強い批判もあった。
上映中止の一方、主演女優ビビアン・リーにも注目が集まっている。実は、プライベートな品々がオークションに出品されることになったのだ。
ロイター通信によれば、ビビアンが『風と共に去りぬ』を撮影していたころの日記が、9月末、ロンドンのサザビーズに出品されるという。このほか、原作者マーガレット・ミッチェルからプレゼントされた原作本や、キャストに配られた脚本のコピー、ビビアンに用意された銀箱の小道具なども出品される。
遺品の競売には「ビビアン・リー・コレクション」と名付けられ、大々的にオークションが行われる予定だが、なかでも注目は日記で、予想落札価格は28万円~43万円ほど。
注目の理由は、この時期、ビビアンが俳優ローレンス・オリビエと不倫状態にあったためだ。2人はその後、離婚を経て、1940年に結婚。略奪婚だけに、結婚式はごく身近な友人たちだけで行われたという。
オークションには、結婚時に作られた「ローレンス・オリビエとビビアン・リー永遠に」との言葉が刻まれた指輪も出品される。こちらの予想価格は8万円ほどだ。
ローレンス・オリビエとの結婚も1960年に終止符が打たれ、それからわずか7年後、ビビアンは53歳でこの世を去った。
1938年の『風とともに去りぬ』と1951年の『欲望という名の電車』で2度のアカデミー主演女優賞に輝いたビビアン・リー。略奪婚は当時もスキャンダルとして騒がれたが、不倫に厳しいいまだったら、女優生命も断たれていたのかも。