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“美人転売ヤー逮捕動画”に賛否 投稿者は「1万3300円のチケットを7万円で売っていた」と主張も「ただの暴行」と批判の声

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.09.14 22:42FLASH編集部

“美人転売ヤー逮捕動画”に賛否 投稿者は「1万3300円のチケットを7万円で売っていた」と主張も「ただの暴行」と批判の声

転売騒動の舞台となったミュージカルの演出を手がける堂本光一

 

「お姉さん、犯罪行為ですよ。現行犯逮捕できますよ」「警察呼べますよ」

 

 9月14日、X(旧Twitter)に「私人逮捕」が突如トレンド入りした。発端は近年、物議を醸している撃退系・犯罪撲滅系YouTuberによる、転売屋の“私人逮捕”をめぐる動画投稿だ。

 

「動画を投稿したのは、『フナイムTV』というYouTubeチャンネルを運営するユーチューバーとその仲間たちです。ネット上では“撃退系・犯罪撲滅系YouTuber”と呼ばれており、彼らはふだんから詐欺をおこなっているとされる人物や、盗撮をしたと思しき人物を捕まえて、警察を呼ぶなどの活動をしています」(芸能記者)

 

 

 今回話題になった「ジャニーズ舞台【Dream Boys】違法美人転売ヤーを私人逮捕」と題する動画は、9月9日から同劇場で公開が始まったミュージカル『DREAM BOYS』のチケットを転売したとされる女性を追及する内容のものだ。

 

「このミュージカルは、堂本光一さんが演出を手がけており、Snow Manの渡辺翔太さん、SixTONESの森本慎太郎さんら、人気のジャニーズタレントが多数出演する人気の舞台。チケットはS席が1万3300円、A席が8500円で販売されており、チケットはすでに完売しています。彼らの主張によれば、今回対象となった女性は連日にわたり、1万3300円のチケットを7万円で複数の人に転売していたそうです。今回、ユーチューバーらは購入者のふりをして女性に接触し、現場に現われた女性を問い詰め、私人逮捕したと主張しています」(同前)

 

 彼らは冒頭のように、ターゲットの女性にスマホを向けながら、転売行為について詰問する内容を撮影。女性は必死で顔を隠しながら立ち去ろうとするも、その都度、服を掴むなどして「逃げるな」と、女性を制止した。

 

 その様子の一部を収めた切り抜き動画がXにアップされると、そのひとつは3400万回のインプレッションを記録するなど広く拡散された。

 

「かねてから、人気のライブやイベントのチケットを高額で転売する転売ヤーの存在は、大きな社会問題となっています。『女性が転売屋である』という彼らの主張を鵜呑みにし、SNS上では彼らのおこなった“制裁”に賛同する意見がある一方で、複数人で一人の女性を取り囲んだうえ、逃がさないように何度も服や体をふれるやり方に批判の声も上がっています」(同前)

 

 実際、ネット上には、

 

《犯罪者は犯罪者なわけで女性かどうかが問題ではないと思う》

 

《法律には、多少の事なら許される「緊急事態」という概念があるそうで、犯罪者を取り押さえる場合にそれが適応されるかどうか》

 

 などと、動画を肯定的にとらえる声があるほか、

 

《なんぼ転売ヤーでもおもっきり身体触ってるし女の人に男2人がかりでって良いのこれ?》

 

《そもそも状況証拠だけの逮捕なんて警察だってできないワケで、コイツらのやってることは私人逮捕なんかじゃなくただの暴行や逮捕監禁でしかないよ》

 

 など、否定的な意見も出ている。

 

「もちろん、チケットの高額転売は紛れもない犯罪行為ですが、そもそも女性が高額転売をおこなっていたというのは、投稿者側の主張であって、司法の判断を経たものではありません。さらに、こうした撃退系YouTuberによる『私人逮捕』は、再生数稼ぎが目的でもあるわけです。安易に賞賛するのは非常に危険でしょう」(同前)

 

 ただの迷惑系ユーチューバーなのか、現代のロビンフッドなのか……。

( SmartFLASH )

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