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NHK、ジャニーズとの関係断絶「再発防止の取り組みが確認されるまで」に大ブーメラン…太田光らが「再発防止すべきはNHK」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.02 14:45 最終更新日:2023.10.02 14:48
9月27日、NHKの稲葉延雄会長は定例会見で、ジャニーズ事務所の性加害問題に関連し、所属タレントへの新規の出演依頼は「被害者への補償や再発防止の取り組みの着実な実施が確認されるまで当面おこなわない」との方針を明らかにした。年末の紅白歌合戦も含まれる。
稲葉会長は「すでに契約済みのタレントは出演する」としている。NHKの担当者が、同事務所に被害者への補償と再発防止策の実施について要請し、新規の出演依頼をしない方針は27日に申し入れたという。
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紅白については、山名啓雄メディア総局長が、同事務所の取り組み状況次第で、所属タレントの出演がゼロになる可能性を示した。2022年末の歌合戦には、King & Princeやなにわ男子など事務所所属のグループ6組が出場している。
だが、NHKが「再発防止の取り組みが確認されるまで」新規の出演依頼はおこなわない方針を示したことに、各界から批判の声が上がり、“大ブーメラン” の状況になっている。
10月1日、爆笑問題の太田光は、『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演。「再発防止って言うけど、ジャニーさんがいない今、何を再発することがあるのかと思う」と発言。
さらに、「ジャニーズ以外の大きな事務所ともそういう可能性がある。ズブズブの関係性を再発防止すべきなのはNHKやテレビのほう」と訴え、「ジュニアの人もいるんだから、将来が閉ざされちゃうのはどうかと思う」と語った。
同番組では、デーブ・スペクター氏もNHKの方針について、「NHKはいちばんズブズブだから強気に言っている」と批判。ジャニーズは紅白歌合戦に1979年から44年にわたり出場していることから、「44年も使って、あの言い方はよくないと思う。長年盛り上げてくれて感謝してますとか、その後で言うならいいが、ちょっと言いすぎ」とした。
同日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した犬塚浩弁護士は、「個人的に言わせていただくと」と切り出すと、「数々のコンプライアンス違反をするNHKが、なぜ人に向かって『体制を整備しろ』と言えるのか」と批判。「取材費の不正請求や、事業としてやれないこと(BS番組のインターネット配信)を予算計上したり」と数々の問題をあげ、「そういう人たちが第三者に向かって『不十分』だなんて言えるのか」と憤慨した。
また、同日、フリーアナウンサーの古舘伊知郎は、『CAREER DRAFT(キャリアドラフト)』(ABEMA)の収録に参加後、報道陣の取材に対応。
10月2日に会見するジャニーズ事務所について聞かれ、「メディアも反省しているだけではだめ」と指摘。ジャニーズに対して報道機関のチェックが機能しなかった理由について「NHKも民放もズブズブですから」と述べ、検証の必要性を強調。「メディアは自身が追及されるのは苦手ですが、そこを乗り越えてほしい」と期待を示した。
NHKが「再発防止の取り組みが確認されるまで」ジャニーズタレントに対して、新規の出演依頼はおこなわない方針を示したことには、SNSでも疑問の声があがっている。
《NHKのジャニーズ問題への対応で、性加害の再発防止ってあったんだけど。誰が再発させるの?》
《事務所に要望するだけでなく自らも再発防止策を発表すべきでは?》
《再発防止も本人はもういないしそれよりも局とかメディアが癒着体質の再発防止した方が正解 黙認して来た構造そのものが長引かせた原因だと思うわ》
NHKが今後、いつジャニーズタレントに新規の出演依頼をするのか、難しい判断が求められそうだ。
( SmartFLASH )