故ジャニー喜多川氏の性加害報道により、ジャニーズ事務所が大揺れだ。元「V6」岡田准一のように、今後退所していく所属タレントが増えることも懸念されている。
そんななか、騒動が顕在化する前に事務所を離れた“辞めジャニ”のなかには、“いまが絶好調”といったタレントもいる。2020年10月末に退所した「山P」こと山下智久だ。
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10月4日、Huluドラマ『神の雫/Drops of God』の配信を記念した日仏文化交流イベント(東京・フランス大使公邸)にスーツ姿で登場した山下。この日、フランスソムリエ協会から“名誉マスターソムリエ”に認定された。
同称号は、『神の雫』を世界的成功に導き、ワイン・テイスティングの文化を広めたとして、原作漫画を手がけた樹林ゆう子、樹林伸氏らとともに授与された。これは日本人として初、フランス国外で同称号が授与されるのも初めてという快挙だ。
「海外へ活躍の場を広げる山下さん、9月15日から配信がスタートした同作は、彼にとって国際的作品での初主演となります。ワインブームに火をつけた大人気漫画『神の雫』は、ワインの伝統産地でもある、フランスでも高い評価を受けている。山下さんが出演するのは、連続ドラマとして実写化したものです。
今回山下さんは、役作りの一環として過酷なダイエットに挑戦。鶏むね肉、サーモン、野菜、ゆで卵と少しのライスのみといった食事制限を行い、味覚や嗅覚を研ぎ澄まして撮影に臨んだそうです」(スポーツ紙記者)
2020年8月『週刊文春』によって「未成年女性との飲酒&お泊り」疑惑が報じられ、芸能活動を自粛した山下。しかし、活動再開しないまま「現在オファーがある海外作品に参加する」などとして、同年10月末をもってジャニーズ事務所を退所した。
「このとき、KAT-TUN・亀梨和也さんとのユニット『亀と山P』のアルバム『SI』がコロナ禍の影響で発売を延期している状況でした。しかし、山下さんの退所によりアルバムは発売中止の運びとなった。事務所からすれば、迷惑を被る形となったわけです。
退所後の2021年2月、山下さんはオフィシャルファンクラブを開設。しかし、出演が期待されていた2021年4月『ドラゴン桜』では、声のみのゲスト出演に。理由は、テレビ局側がジャニーズに“忖度”した結果だったそうです」(前出・スポーツ紙記者)
2021年秋に独立してから海外を中心に活動し、着実にキャリアを積み重ねてきた山下。2023年6月には、日韓共同制作の主演映画『SEE HEAR LOVE~見えても聞こえなくても愛してる~』がAmazonプライムビデオで独占配信されている。
しかし、活動は海外の場だけにとどまらない。2024年1月3日には、人気を集めた『正直不動産』シリーズのスペシャル版が、さらに9日からは同シリーズの続編が放送されるのだ。活躍の場は歌手活動にも及び、2023年7月には最新アルバム『Sweet Vision』を発売。それに伴い、8月からは独立後初となる5年ぶりのライブツアーを名古屋、神戸、横浜の3都市全7公演で敢行。もちろん、チケットは全会場完売、総動員数は6万人にのぼった。
ライブのMCではNEWSのメンバーである加藤シゲアキ、小山慶一郎、増田貴久をはじめ、亀梨和也、Sexy Zoneの菊池風磨との交流を明かすなど、ジャニーズ所属タレントと良好な関係が続いているようだ。
ジャニーズ事務所をめぐる風雲急を傍目に、山下は国内外を自由に飛び回っている。
( SmartFLASH )