故・ジャニー喜多川氏の性加害問題で、ジャニーズ事務所とその所属タレントが大きな試練を迎えるなか、“一人勝ち状態” なのが、「嵐」の相葉雅紀だ。
「ジャニーズ事務所の所属タレントが出演するCMの多くが、企業側の自粛によって契約更新の停止や放送取りやめになるなか、相葉さんだけは、9月23日から株式会社AQ Groupが手がける『アキュラホーム』の新CMが放送開始したんです。
また、人気漫画を実写化したドラマ『今日からヒットマン』(テレビ朝日系)に主演し、10月27日から放送開始されます。
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9月7日の会見後、真っ先に相葉さんの『東京海上日動火災保険』の広告契約解除の方針が報じられ、企業側の “ジャニーズ忌避” を呼び込んだ形でしたが、1カ月たって、相葉さん自身にはほとんど影響がない状況でしょう」(芸能記者)
さらに、10月26日には、フジテレビ系で相葉がMCを務める新番組『木7◎×部(もくしちまるばつぶ)』がスタートする。
「嵐の冠番組『VS嵐』を相葉一人で引き継いだ『VS魂グラデーション』から、さらにリニューアルして、まったくの別番組となった格好です。
10月14日には、えなりかずきさんがレギュラー出演することが発表され、徐々に番組の内容も見えてきました。
芸能人がさまざまな “部活” を立ち上げ、挑戦するというのがテーマで、VTRを相葉さんとえなりさんがスタジオで見守るロケバラエティになりそうです」(前出・芸能記者)
2021年9月28日、本誌が交際を報じていた1歳上の一般女性のAさんとゴールイン。それから丸2年になるが、『木7◎×部』を含めて、MCを務めるレギュラー番組が3本と精力的に仕事を続けている。
しかし、この新番組には不安が漂っていると話すのは、制作会社関係者だ。
「じつは、『木7◎×部』が放送されるフジテレビ系の木曜夜7時の放送枠ですが、非常に苦戦してきた歴史があるんです。
かつては『クイズ$ミリオネア』が長らく放送されていましたが、終了後は決まったレギュラー番組も存在せず、いわゆる “つなぎ番組” がポツポツと放送されたほど。
その後に始まった『VS嵐』は約11年続いた、救世主的な存在だったんです」
現在も、他局では同時間帯に『THE突破ファイル』(日本テレビ系)や『プレバト!!』(毎日放送制作・TBS系)といった人気番組が放送されている。
「実際に『VS魂グラデーション』はリニューアルを繰り返し、わずか2年半で終了しました。
そこから、さらに今回、番組名も変えてリニューアルを敢行した形ですが、これまでの『嵐』やジャニーズタレントが勢ぞろいした番組に比べれば、華やかさの面ではかなり弱まった印象です。
そして、『月曜の蛙、大海を知る。』(毎日放送制作・TBS系)といった、最近放送された同じテイストの他局番組はわずか数カ月で打ち切りになっていて、『木7◎×部』も大コケする可能性は大いにあると思います。
フジテレビ系の木曜7時は、『嵐』が活動再開すれば、ここで冠番組をやるのではないかと言われた放送枠ですが、相葉さんの新番組が失敗に終われば、それも難しくなる。かなりの正念場と言えるでしょう」(前出・制作会社関係者)
ひとり仕事が増えるなか、責任も増しているということか。
( SmartFLASH )