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デビュー決まった「サーカス」メンバーがいなくて弟に声がけ

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.09.25 16:00 最終更新日:2017.09.25 16:00

デビュー決まった「サーカス」メンバーがいなくて弟に声がけ

 

「アマ時代、庄野真代さんに、『サーカス』に入ってくれない? と誘ったら、『もうソロデビューが決まってるの。ごめんね』と、断わられました」

 

 アルファレコードの第一弾アーティストとしてメジャーデビューが決まっていた「サーカス」は、一緒に活動してくれるメンバーを探していた。

 

「『ABBAやマンハッタン・トランスファーのような男2人、女2人のコーラスグループを作りたい。弟がいるなら、ぜひ、メンバーにしてほしい』とディレクターに言われたけど、弟2人とラブソングを歌うのはちょっと抵抗があったんです。

 

 だから、いろんな人に声をかけたんだけど、ことごとく断わられてしまって……。時間的な制約もあって、やむなく弟に、『悪いけどサーカスのメンバーに決まっちゃった』って言ったら、『いいよ』って(笑)。

 

 デビュー曲『サマータイム』は、フランス人のアーティスト、ミッシェル・フュガンのカバー。初めて聴いたときは、地味だなぁと。ヒットするとはまったく思わなかった。コーラスアレンジは、ディレクターが考えたもの。私たちはハーモニーに慣れてなかったから、歌入れに苦労しました。

 

 この曲が大ヒットしたおかげで、今も『サーカス』として歌っていられるんだと思います。これまで何万回も歌ってきたけど、年齢を重ねるごとに、大事な曲になっていく感じですね」

 

<サーカス『Mr.サマータイム』>
1978年3月25日発売
作詞:Pierre Delanoe 日本語詞:竜真知子
作曲:Michel Fugain
●ザ・ベストテン初登場:1978年6月29日 8位
●最高位:4位
●連続ランクイン:10週
●売上枚数:65.2万枚(1978年)

 

<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
 ディレクターに「もっと泣いて!」と指示されて歌いました。だから泣いて歌うのがコツ(笑)。カラオケは基本一人で歌うものですから、ハーモニーを意識しなくていい。リズムの後ろで歌っても個性的な歌になると思います。

 

<叶 正子>
1952年熊本県生まれ。65歳。「サーカス」のメインボーカリスト。1978年、デビューシングル『Mr.サマータイム』は、日本レコード大賞編曲賞を受賞。現在、「サーカス」は、叶高、叶ありさ、吉村勇一との4人で活動中。「サーカス39ツアー」開催中。詳細は、http://www.soundcircus.co.jp 最新アルバム『POP STEP BALLAD』発売中
(週刊FLASH 2017年9月26日号)

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