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『Mステ』忖度撤廃後の露骨すぎる “取り返し”…複数曲披露の「BE:FIRST」「JO1」「INI」と、1曲縛りの旧ジャニ格差

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.11.03 21:00FLASH編集部

『Mステ』忖度撤廃後の露骨すぎる “取り返し”…複数曲披露の「BE:FIRST」「JO1」「INI」と、1曲縛りの旧ジャニ格差

長年の忖度が指摘されている『ミュージックステーション』と歴代のサブMCを務めたテレビ朝日の女性アナウンサーたち

 

 11月3日、この日は放送のないテレビ朝日系の『ミュージックステーション』(以下、『Mステ』)が、次週10日の出演者ラインナップを発表した。話題となっているのは、11人組ボーイズグループ「INI」の初出演だ。

 

「彼らは同じ11人組グループ『JO1』を生んだオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第2シーズンから誕生したグループで、現在、人気急上昇中です。しかし、『JO1』同様、日本有数の音楽番組である『Mステ』に、なぜか出演ができない状況が続いていたんです」(芸能記者)

 

 9月7日に当時のジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)が会見を開き、東山紀之社長が故・ジャニー喜多川氏や事務所の影響力から、メディア側が忖度していた可能性を半ば認め、忖度について「必要ない」と明言した。

 

 

 すると、それまで旧ジャニーズ事務所所属のタレントは毎週のように出演する一方で、競合とも言える他事務所のボーイズグループの出演がほとんどなかった『Mステ』にも、批判の矛先が向かったのだ。

 

「テレビ朝日は、旧ジャニーズ事務所の会見の影響を否定しながらも、9月29日放送の『Mステ』に、7人組ボーイズグループ『BE:FIRST』が初出演しました。

 

 そして、10月20日放送では『JO1』が出演し、11月10日放送の出演予定に『INI』が名を連ねるなど、放送3回で連続して、旧ジャニーズ事務所以外のボーイズグループが初出演することになりました。これまでの『Mステ』の対応が完全に忖度だったと言わざるをえないですし、それを撤廃したということでしょう」(前出・芸能記者)

 

 一方で、インターネット上では彼らが披露する曲数について、別の議論が巻き起こっている。

 

《ジャニーズの枠減らして出演者増やすんかと思ったら 結局Kポアイドルの歌う曲数増えてるだけで忖度先が変わっただけじゃねーか》

 

《ビーファさんや先輩グループがMステに出て、多分INIさんも続くんだろうけど、やたらと曲数が多かったりSPなのにジャニーズが1組だったり、そうじゃないんや・・テレ朝全然分かってない・・》

 

《ジャニーズ外して、結局これじゃ別グループや事務所に忖度みたいなものでは?笑 1グループ4曲じゃなく、その分、出演アーティスト増やせばいいのに》

 

 このように、曲数が多いことが指摘されているのだ。

 

 たしかに、真っ先に出演した「BE:FIRST」は司会のタモリとのトーク後に1曲披露すると、中盤では「ディズニーSPステージ」と題して、映画『アラジン』の劇中歌のカバーを披露。さらに、番組終盤で最新曲を披露するなど、それぞれ別のステージが3つも用意されていた。

 

 その次に出演した「JO1」は、それを上回る4曲だった。代表曲3曲をメドレーで披露したのに加え、メインボーカル2人で米津玄師の『Lemon』をカバーして熱唱。

 

 新たに発表された「INI」も、2曲のメドレー披露と、GReeeNの『キセキ』のカバーの計3曲が予定されている。

 

「初出演のボーイズグループが続く3回とも、旧ジャニーズ事務所のグループと共演しているんです。しかし、出演した『Sexy Zone』『WEST.』『King & Prince』はいずれも1曲だけの披露でした。

 

“これまでのお詫び” と言わんばかりに、旧ジャニーズ事務所のグループとの格差をつけている状況を見ると、『Mステ』は忖度について批判を浴びたことを取り返そうとしているようにしか見えません。目に見えるやり方で、あまりにも露骨すぎると思いますが……」(テレビ局関係者)

 

 他事務所のグループを過剰に優遇しても、これまでの忖度の歴史は消えないのでは?

( SmartFLASH )

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