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Wink再始動を予感させた「相田翔子」囲み取材までの10分間
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.10.03 16:00 最終更新日:2017.10.03 16:00
アデランスの「スカルプビューティ ドライヤー N-LED Sonic」の記者発表会が、9月26日、都内で行われ、歌手でタレントの相田翔子がアデランス ドライニストとして登場した。
「N-LED Sonic ドライヤー」は、アデランスとシャープが共同開発したヘアドライヤーで、美髪効果と頭皮への効果があるという。
ステージ上でドライヤーを使った感想を聞かれた相田は「サラサラになりました。自分で触った感触もすごく変わって、軽くなって、とても嬉しいです」と、笑顔で答えた。
Wink時代はデュオを組んでいた鈴木早智子と、無表情でほとんど笑わないアイドルだったが、Wink活動停止後ソロ活動が多くなり、バラエティーに進出するようになってからは、“天然ボケ” “ユニークな発想” さらに “男っぽい性格” などを自ら笑顔で語るなど意外な面が注目されている。
さて、イベント後の囲み取材の一番の目的は、一部で報じられた「『Wink』が22年ぶりに再始動」が本当かどうか、本人の口から語ってもらうこと。
テレビカメラも、スチールカメラもポジションにつき、「準備オッケーですね。それでは、タレントさんをお呼びします」と、囲み取材の用意が整ってから、待つこと5分、10分。待てどくらせど、相田翔子は来ない。
しびれを切らせ、「あのぅー、何待ちなんでしょうか?」と、進行役の男性に聞いてみると、「相田さんが、ちょっと」としか、答が帰ってこない。
化粧も衣装も、問題なさそうなのに、いったい、どうなっているの? と怪訝に思っていると、一人の男性がやって来て、こう言った。
「相田の事務所のものです。皆さま、Winkの30周年のことをお聞きになりたいと思いますが、報じられたことが、フライング気味で報道されたことですので、何も決まってなくて、本人もお答えのしようがないんです。
今日は商品の内容の質問に限らせていただきたいと思いますが、そうは言っても、皆さんはその件も聞きたいと、お仕事でいらしているので、一言だけ、一言だけ、話させていただきます」
「あっ、ありがとうございます。方向性としては、30周年として何かお考えなんですか?」と尋ねると、
「何も具体的には決まってないんです。よろしく配慮していただければ助かります」。
さすが、大手の事務所。何も話させないという頑なな態度ではなく、一部の報道を否定するためにも、キチンと本人に話をさせる。話すことによって、事務所としても余計な詮索を打ち消すことができるし、この話を聞きたくて集まったマスコミに対してもキチンと対応した形となり、両者が納得いく大人の対応である。
囲み取材で相田は、「報道を見て早智子と『ビックリしたね』って、連絡を取り合いました。食事したり、ラインしたり、直接会ったりしているんですが、30周年の節目が近づいているので、そんなふうに(再始動)言っていただいてとても感謝しています。
とにかく、Winkが大好きなんで、Winkを大事に考えて、今後はマイペースな2人なんで……現状は何も決まってなくて、ゆっくりやっていこうと思ってます」
と、これまた完璧な答えだった。
囲み会見が10分以上も遅れてしまったのは、「再始動の件をどのように答えるか」「マスコミにどのように話したらいいのか」を協議し、相田翔子が納得する形にしたかったのだと思う。そのための10分間だったのだろう。
それに、「フライング」という言葉にも意味がある。報道が先走って書いてしまった、タイミングをみて発表したかったのに、マスコミが先に書いてしまった。おそらく、ちゃんと会見して発表するつもりだったんだろうなと、想像がつく。
Winkファンにとっては、正式な発表が待たれるところだ。(写真・文/芸能レポーター川内天子)