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“レジェンド”辻真先が推薦!本格ミステリ作家・方丈貴恵が創造する「上質で斬新な犯罪喜劇」【第一人者が推す次世代スター】
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.12 06:00 最終更新日:2024.01.12 06:00
AIの普及で未曾有の変革期を迎える人類社会――。しかし、本誌が各界第一人者を取材すると、ミステリ小説界は、“この若者”が背負ってくれると太鼓判を押してくれた。
2020年の『たかが殺人じゃないか』(東京創元社)で、年末ミステリランキング3冠を達成した“レジェンド”辻真先氏が寄稿する。
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《ミステリ作家として、方丈貴恵さんを推薦します。方丈さんは『時空旅行者の砂時計』で2019年の鮎川哲也賞を受賞、デビューした方ですが、その後続けて発表した作品『孤島の来訪者』『名探偵に甘美なる死を』(すべて東京創元社)が、いずれも上質な本格ミステリで、SFのジャンルに越境してたしかな鍬をいれています。
さらに近作『アミュレット・ホテル』(光文社)では、ホテルという豪華な閉鎖空間を舞台に大人の味を湛えた上質で斬新な犯罪喜劇を創造しています。
すでに築いた作風から一歩踏み出そうと試みる冒険的なチャレンジが、この作者の好ましい姿勢を示唆しています。冒険を忘れない作者であるだけに、近いうちに大きな果実を収穫するのではないかと、期待しているのです。》
●方丈貴恵氏のコメント
大変光栄です、誠にありがとうございます! 2024年も本格ミステリ魂を大切にしつつ、読者の皆さまの心を掴み揺さぶることができるよう、全身全霊で新たなチャレンジを続けたいと思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
ほうじょうきえ
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