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モグライダー芝が「日曜劇場」出演! 芸人のドラマ出演急増は「双方にメリットあり」ジャニーズ問題の影響も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.16 21:30 最終更新日:2024.01.16 21:30
1月14日、西島秀俊主演のTBS日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の第1話が放送された。初回の平均視聴率は世帯11.4%、個人7.2%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずの好発進となったようだ。
ある事件で家族も音楽も失った天才指揮者の父親(西島)と、彼を拒絶し、音楽を嫌う娘(芦田愛菜)が、地方オーケストラを通して、親子の絆を再生させていくというこの作品、2019年に放送されたドラマ『凪のお暇』、2022年に放送されたドラマ『妻、小学生になる』(ともにTBS系)で脚本を手がけた大島里美氏によるオリジナルストーリーとあって、展開を楽しみにしている視聴者も多い。SNSには
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《妻、小学生になるの脚本の方だから 家族の物語としていいドラマになりそうかなと期待》
《さよならマエストロ良かった。泣いちゃった。役者さんも脚本も最高》
という声があがっている。
脚本以上に視聴者の話題をさらっているのが、放送直前に発表された、個性豊かなキャスト。とくに注目されたのが、第1話に登場した「モグライダー」の芝大輔や落語家の柳亭小痴楽などの、芸人、落語家だ。芝が演じるのは、芦田演じる娘の響が勤める晴見市役所の総務課長で、市が運営するあおぞらホールへの異動を響に伝える役どころ。サラリーマン役とあって、トレードマークであるリーゼントを下ろし、眼鏡もかけていなかったため、SNSには
《一瞬だった。。。もう出ないのかな???》
《楽しみが増えた~ しかも、重要な役!?》
など、芝の出演に驚きと喜びを示す声が寄せられた。
小痴楽は、響がご執心の落語家として、本人役で出演した。これには、小痴楽と落語ユニットを組む講談師の神田伯山が
《なんて小痴楽兄さんに都合の良い設定なんだ》
と、自身のXに投稿するなど、“身内”でも話題となっている。
じつは、この1月スタートのドラマには、お笑い界からの出演者が非常に多い。「3時のヒロイン」福田麻貴が『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)、「とんねるず」木梨憲武が奈緒とダブル主演で『春になったら』(フジテレビ系)、「ネプチューン」原田泰三は『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(フジテレビ系)で主演を務める。NHK大河ドラマ『光る君へ』には「カラテカ」矢部太郎、「ロバート」秋山竜次、「はんにゃ.」金田哲、落語家の三遊亭小遊三と、大量出演だ。矢部以外は、大河ドラマ初出演となる。
「コントなどで鍛えられている芸人は演技もうまく、重宝されます。主演の美男美女俳優の脇を固める人材としてちょうどいい存在感なのです。また、芸人をキャスティングすることで、ふだんドラマよりもバラエティ番組を見る視聴者層にも関心を持ってもらい、視聴率アップにもつながります。
一方で芸人にとっても、バラエティ番組をあまり見ない視聴者層に、自分のことを知ってもらえるチャンスにつながります。作品とキャスト、双方にメリットがあるため、今後もこの流れは続くと思います。
さらに言えば、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題による影響からか、旧ジャニーズ事務所所属タレントの出演が減り、代わりにお笑い芸人が出演する機会が増えている、ということもあります」(芸能記者)
芸人とドラマは「ウィン・ウィン」の関係なのだ。
( SmartFLASH )