エンタメ・アイドル
元モーニング娘。のエース・鞘師里保が見せる「食玩ミニチュア」愛、通信販売で“大人買い”も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.01.20 06:00 最終更新日:2024.01.20 08:01
かつてオタク用語とされていた「推し」という言葉が一般的に使われるようになったのは、モーニング娘。をはじめとするアイドルグループの活躍が大きなきっかけだった。
いまや「推し」はアイドルだけではなく、さまざまな対象に広がっているが、ドラマ『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』(テレビ東京ほか)のヒロイン・朋太子由寿が推すのは、なんとヨーグルトでお馴染みの乳酸菌、ブルガリア菌!
【関連記事:大の野球好きで話題!モーニング娘。’22・牧野真莉愛が北海道で見せた「大人の表情」】
そして由寿を演じるのは、モー娘。時代に絶対的エースとして推されまくっていた鞘師里保(25)だ。
「ドラマではブルガリア菌が人間の姿で登場するのですが、ヒロインが菌と共演するのは日本初……いや、世界初の作品だと思います(笑)」
顕微鏡でしか見られないサイズのブルガリア菌を演じるのは、184センチの高身長俳優・橋本さとし(57)。
「由寿がブルガリア菌20388株の入ったヨーグルトを食べることで、2人はともに生きていくことになるのですが、由寿からは彼が見えないんです」
同じ画面の中で、それぞれが一人芝居をしているという撮影では、笑いをこらえきれないこともあるという。
「とにかく明るい現場です。私はこの作品が地上波連ドラ初主演なので、クランクイン前はしっかりしなきゃ! と緊張していましたが、皆さんに支えられて、ただただ現場を楽しんでいます」
俳優の現場に欠かせないのがロケ弁。そして、鞘師がヒソかに大切にしているモノは、ロケ弁をはじめとする食べ物のミニチュアだという。
「子供のころから、食べ物が小さくなっているものが大好きで、消しゴムとかの文房具を集めていました。大人になってからも、食べ物柄のシールや食品サンプルが好きで……。ガチャガチャで食玩ミニチュアに出会ってから、すっかりハマってしまいました」
そんな宝物の一部を見せてくれながら「ここ、見てください! ヒレかつサンドの断面が、すごくリアルなんですよ! 大好きな中華弁当の箸袋も同じ!」と、食玩ミニチュア愛が炸裂。
何が出てくるのかわからないガチャガチャも楽しいが、全種類コンプリートしたいものは、通信販売で“大人買い”することもあるという。
「本物そっくりというところにまず萌えを感じて、それがちっちゃくなってる……ちっちゃいものって、基本的にかわいいじゃないですか……両方を兼ね備えて、しかも食べ物というのがたまりません!」
プライベートでは食玩ミニチュアを「推し」、ドラマではブルガリア菌を「推し」ている鞘師自身は、12歳でアイドルとしてデビューしてからずっと「推される」存在だ。
「ダンスが好きで、歌うことが好きで、それが私の『人生の推し』だと思っているんですけど、そんな私を見て楽しんでくれる方がいて、さらには鞘師里保という一人の人間を推してくれる、応援してくださる方がいる……なんて幸せで、ありがたいことなんだろうと思います」
2015年に惜しまれつつモーニング娘。を卒業し、ダンスと語学留学を経て、2020年から本格的に活動を再開。ライブでは、圧倒的な存在感で観客を魅了する。
「ライブという空間を提案するのは私かもしれませんが、実際に作ってくれるのはお客さんだと思っているんです。同じセットリストでも、会場によって盛り上がり方や空気感が違うんですね。皆さんが楽しさを底上げしてくださっていると日々感じながら、ステージに立っています」
ダンスを始めたころはうまく踊りたい、カッコよく見せたいと思っていた。歌うことでそこに表現がプラスされた。役を演じるうえで、これまでやってきたことが確実にプラスになっていると鞘師は言う。
「それぞれ手法は違うけれど、伝えるということは同じだと感じています」
最後に今年の目標を聞いた。
「食玩ミニチュアは自分自身へのご褒美だと思っているので、欲しいモノを躊躇せず買えるようにお仕事を頑張りたいです」
さやしりほ
1998年5月28日生まれ 広島県出身 幼少期よりアクターズスクール広島にてダンスを始める。2011年に、モーニング娘。9期生としてデビューし、2015年12月に卒業するまで絶対的エースとして活躍。ニューヨーク留学を経て2020年9月より芸能活動を再開
写真・中村 功
取材&文・工藤菊香
スタイリスト・藤本大輔(tas)
ヘアメイク・イワタユイナ
衣装協力・NAKAGAMI