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日本のお笑い「小5レベル」茂木健一郎氏の苦言に立川志らくが「世界トップレベル」と反論も…「どっちもどっち」冷めた声

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.22 17:02 最終更新日:2024.02.22 17:11

日本のお笑い「小5レベル」茂木健一郎氏の苦言に立川志らくが「世界トップレベル」と反論も…「どっちもどっち」冷めた声

 

 2月21日、脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。『日本人よ、いつまでも小学校5年生レベルの『お笑い』で満足しているんだよ! いい加減成長しろよ!!』と題し、日本のお笑い界に苦言を呈した。

 

 米国で人気の政治風刺番組『ザ・デイリー・ショー』や、同番組の司会ジョン・スチュワートを「言葉の選び方とか、批評性とか、本当に素晴らしい。だから、こういうのがコメディなんですよ」と絶賛。

 

 

 一方、日本のお笑いについて、こう苦言を呈した。

 

「日本には日本の問題がある。そういうことにいっさい触れない日本のお笑いっていうのは、小学校5年生の男の子の悪ふざけのお笑いなんだよね。そういうのがあってもいいけど、ど真ん中にあったら、(日本のお笑いは)小学校5年生の男の子のレベルになるでしょ。

 

 松本人志だとかダウンタウンとか吉本(興業)の芸人全般、『M-1グランプリ』『有吉の壁』。そのあたりにあるお笑いっていうのは、小学校5年生レベルでしょ。だからもう成長したほうがいいんだって、日本人はもういい加減」

 

 さらに茂木氏は、「東大を出て、クイズ王やっている。それをマスコミがはやし立てて、本当にレベルが低い。このままだと本当に日本はやばいんで、俺はレジスタンスをする。ときどき、俺がいいと思うものを紹介します。やってられないんで。日本のお笑いが幼稚かということを悟っていただけるとうれしいです」と動画を締めくくった。

 

 茂木氏は2月20日にも、YouTubeチャンネルを更新。『コメディは、本来は最高の知性の表れ。日本のお笑いは全員落第!』と題し、「コメディは社会のもっとも根幹のところに触れないといけない」「吉本の養成機関のNSCの功罪も批評の対象となっていい」などと評していた。

 

「茂木氏は、2017年3月、自身のTwitter(当時)に《「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし、本当に『終わっている』》と投稿。

 

 これに対し、ダウンタウンの松本人志が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で『茂木さんが全然面白くないから。笑いのセンスがまったくないから、この人に言われても刺さらない、ムカっともこない』と皮肉ったうえで、『風刺とか、下から上の人たちに何かいうのは、笑いのとり方として一番安易で簡単なこと。日本のコメディアンがやらないだけで、そこを言われてもなぁ』などと疑問視していました」(芸能担当記者)

 

 茂木氏が日本のお笑い界に苦言を呈したことに、落語家の立川志らくが参戦。2月21日、自身の「X」で《日本の笑いはそこまで低くない。むしろレベルは高い部分もあると思う》と反論した。

 

 志らくは、師匠・立川談志の「落語はイリュージョン」との言葉を用い、日本のお笑いをこう評する。

 

《そのイリュージョンを体現しているのが落語家ではなくランジャタイでありトムブラウンであり、ジャルジャル、ヨネダ2000。でも、このイリュージョンをいち早く始めたのがダウンタウン。松本人志。

 

 横山やすし師匠からチンピラの立ち話も揶揄されたが、それはその時点でテクニックがなかったから。テクニックを習得してからはダウンタウンは日本の笑いを変えた。それはイリュージョンの笑いを作り上げたから。

 

 おそらく落語の本質であるイリュージョンを笑いに昇華させているのは日本。茂木さんが言うところのレベルの低さは、それは番組なのでしょう。なかには本当に酷いのはある。でもそこだけを取り上げて日本の笑いを否定するというのは談志の否定、落語の否定につながります》

 

 志らくは、活動休止中の松本の名前をあげつつ、こう続けた。

 

《落語も権力に斬り込むのが魅力だと言う人がいるが、それは落語の一部の要素であり、本質ではない。ついでに言うと 『弱きを助け強きにはヨイショ』 この卑屈さ、愛嬌、人間らしさが落語家の姿。だから愛される。落語の本質はイリュージョン。それを表現しているお笑い芸人は世界トップレベルです》

 

 さらに直後の投稿で、志らくは欧米と日本のお笑いの違いについてこう評した。

 

《例えばIPPONグランプリの大喜利。あれは凄い。勿論笑点の大喜利は楽しい。わかりやすい。でもIPPONグランプリのあの芸人達の答え。ほぼイリュージョン。ベタは無いし、ウケない。なんだかわからないけれど、そのフレーズだから笑えるというものばかり。まさにイリュージョン的笑い。

 

 落語の『二番煎じ』の『それはその宗介さん』というフレーズ。『野ざらし』の『骨(こつ)ぅ』というフレーズ。このフレーズじゃないと面白くない。

 

 説明は出来ない。それとIPPONグランプリの笑いは同じ。これを笑える観客も凄い。欧米にこういう笑いの番組はあるのだろうか?》

 

 2017年と違い、今度は志らくが茂木氏に反論したわけだ。だが、茂木vs.志らくのお笑い論争に、SNSでは、冷めた声があがっている。

 

《どっちもどっちだな。そしてしれっと松本ヨイショか》

 

《志らくVS茂木健一郎 世界一不毛な戦い》

 

《どちらもなんの根拠もない、レベルが低い、いやレベルは高い、論争?ただの言い合い?をしているだけで、見ているこっちが恥ずかしくなってくる》

 

 志らくの反論では役不足ということか。

( SmartFLASH )

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