「2時間待って何も食べれず」人気グルメ番組の「感謝祭」が運営の不手際で「阿鼻叫喚の世界」に　来場者から非難集中

 

　日本全国の「オモてなしすぎで、オモしろいウマい店」を紹介する、中京テレビ制作・日本テレビ系の人気グルメ番組『ヒューマングルメンタリー　オモウマい店』。番組が、全国の「オモウマい店」のフードコートを一堂に集めた、初のファン感謝祭『オモウマいフェス inさいたまスーパーアリーナ』を、3月9、10日の2日間にわたって同地で開催した。しかし、フタを開けてみれば、現場は大混雑で何も買えない人が続出。実際に訪れた人から非難が集中する事態となった。

 

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　これを受けてイベント公式サイトは、来場への感謝とともに、

 

《当日は弊社のイベント運営の不手際により、大変な混雑を招いてしまいました。入場まで長時間の待ち時間が発生し、また長らくお待ちいただいてご入場していただいた方々におかれましても、一部お食事の購入が出来ない状況になるなど多くのお客様方に多大なるご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。心より深くお詫び申し上げます》

 

　と謝罪。あわせて、「入場券」および「ご利用いただけなかった食券」について、返金対応を取ることを発表した。

 

　また、3月12日放送の同番組でも、放送終了後に「オモウマいフェスおわび」として、同様のナレーションつきテロップが流れ、「チケット払い戻し対応に関しましては中京テレビホームページをご覧ください」と説明された。

 

「今回のフェスは、900円の前売券が完売。1000円の当日券を求めて来場した人も多かったと思います。フェスは9日の午前10時から開催されたのですが、午前11時46分の段階で、公式Xが《現在、会場内外において大変な混雑が発生しており、ご入場までのお時間のお知らせも難しい状況にあります》と投稿し、現場の混乱ぶりが伝わっていました。また、フェスの両日は、さいたまスーパーアリーナで乃木坂46のライブが開催されていたこともあり、余計に混乱を招いたようです」（週刊誌記者）

 

　実際に現地に赴いたと思われる人たちの声が、ネット上にあがっている。

 

《二時間待って入場したはいいけど、並べど並べど、あなたの順番まで商品が提供できませんといわれた　結局なにも食べれず、スタッフさんに物申したけどそりゃ通じないよね》

 

《家族で当日行きました。寒風に晒しながら、3時間並んでも入り口まで先が見えず、子供達が空腹と疲労に耐えきれなかったため、途中で離脱しました。イベントの特性上家族連れが多かったですが、子供達が泣いていたり、バギーを引いているママは階段の登り降りに苦労していました。何よりスタッフが圧倒的に不足しており、アナウンスも無いため、本当にこの列で間違いないのか不安で、乃木坂のコンサートとブッキングしていたため、阿鼻叫喚の世界でした。乃木坂のスタッフがオモウマい店のイベントの行列を捌いているという前代未聞でした》

 

　また、さらに細かく、

 

《（1）入場前の長蛇の列にスタッフが数人しか居ない。共通スタッフジャンパーを着ていないので、分かりにくい。拡声器も使っていないので、伝わらない。（2）乃木坂のコンサートの列と区別がつかなく、混乱している。（3）前売券の販売数に対して会場が狭すぎる。（4）店と店の間隔がないので、列がどの店舗か分かりにくい。（5）売り切れの表示を券売機横の小さなボードにしか掲示していないので、分かりにくい。各店舗の上の看板に何かしら表示するとか、看板のスポットライトを消すとかの工夫が必要。（6）催しの案内の放送はあるが、食事の販売がメインのイベントなのに、売り切れや各種案内の放送が一切ないので情報が入らない》

 

　と、問題点を羅列する形で、現場の状況を伝える声も寄せられた。これらの声を見る限り、想像以上のカオスだったことは容易に想像できる。

 

　なお同フェスは、当初、予定にはなかった入場券の払い戻しにも応じることを発表したが、人気番組だけに「あの店の料理が食べられる！」と楽しみにしていた人も多いはず。番組初の「感謝祭」のはずが、とんだ結末に終わってしまった。

( SmartFLASH )