“B級グルメ”なんて先入観！識者が選ぶ「プレミアム」な焼きそば3

 

　高級ホテルの料理が高いのは当たり前。馴染みのメニューを独自進化させた少しだけ贅沢な一皿を、メジャー級探究者が厳選。未知の食体験を！

 

　今回、焼きそばについて語ってくれたのは、1000軒以上の焼きそばを食べ歩いた塩崎省吾氏。

 

「焼きそばの将来性や可能性を実感できるプレミアムな焼きそば、という視点で3つ選んでみました。『“B級グルメ”という先入観を壊してくれる食を体験できる店』を重視して選びました」

 

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●無添加焼きそば　1200円
＜鉄板バル　チェローナ／東京・五反田＞
（住所／住東京都品川区西五反田2-17-8）

 

　黒毛和牛専門店が提供する、高級無添加のソース焼きそばです。生麺やオリジナルソースはもちろん、油や天かすなどの細部にまでとことんこだわり抜いた一皿には、シェフのプライドさえ感じられます。王道スタイルとしては、まさに究極の焼きそばでしょう。

 

●油皇炒麺（香港風醤油焼きそば）　900円
＜宝味八萬（ほうみはちまん）／東京・代々木八幡＞
（住所／東京都渋谷区富ケ谷1-53-4 リコービル1F）

 

　手作り点心の専門店が提供するのは、麺だけを炒めた具なしの香港風醤油焼きそば。歯切れがいい自家製麺の美味しさをダイレクトに味わえる。引き算を重ねたストイックさは、焼きそばの本質に迫っている。小皿のネギや生姜を麺に添えて食べてみてほしい。

 

●想夫恋焼き　1050円 ※値段は店舗によって異なる
＜想夫恋（そうふれん）／横浜・青葉ほか＞
（住所／神奈川県横浜市青葉区桂台2-38-15）

 

　大分県日田市に本店を構える焼きそば専門チェーン。西日本を中心に展開し、関東は横浜青葉店が唯一の支店。焼きそばとしては強気な価格設定ですが、パリパリに焼かれた麺は、ほかとは一線を画す異次元のウマさ。ひと口でも食べれば、間違いなく納得するはずです。

 

◎選者／塩崎省吾（ブログ「焼きそば名店探訪録」）
焼きそば好きの趣味が高じて2011年にブログ開設。日本全国津々浦々まで名店を探して1000軒以上食べ歩き、47都道府県を制覇

 

写真・福田ヨシツグ

 

※価格は注記のないものはすべて税込みです

( 週刊FLASH 2022年7月19日号 )