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「国民的美少女」受賞女優・井頭愛海“溺愛ラブストーリー”ドラマ熱演で「甘やかされる恋」に憧れ

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.06.08 06:00 最終更新日:2024.06.08 06:00

「国民的美少女」受賞女優・井頭愛海“溺愛ラブストーリー”ドラマ熱演で「甘やかされる恋」に憧れ

名前には海とサーファインをこよなく愛する父の思いがこめられている

 

 上戸彩、武井咲、髙橋ひかる……数多くの原石を見出してきたオスカープロモーションの「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で、審査員特別賞を受賞した井頭愛海(23)。

 

 シンプルでかわいらしい“愛海”という名前は、両親からの初めてのプレゼント。みんなから愛される人になってほしいという母の願いと、海とサーフィンを愛する父の思いがこめられているという。

 

 

「どんなときも私を応援してくれ、支え続け、味方でいてくれる両親には感謝しかありません。今、腕につけている時計も、誕生日と中学の卒業祝いを兼ねて両親からプレゼントしてもらったもので、とても大切にしているんです。いるんですけど……」

 

 テンポよく話していた井頭の口が突然、重くなった。

 

「本当です。本当に大事にしていたんです。中学を卒業したら東京に行くことが決まっていたので、お守りの代わりに、という意味もあって……」

 

 言いづらそうに、うつむいて約3秒……井頭から衝撃のひと言が飛び出した。

 

「その大事な時計を、もらって半年もたたずに、なくしちゃったんですよね」

 

 ……。

 

 えぇ〜〜〜〜〜〜っ!?

 

「当時、私はレッスンのために大阪と東京を往復していたんですけど、レッスン着に着替える際、どこにしまうか決めないまま、いつも何気なくポイッとリュックに放り込んでいたんです。そしたら……」

 

 気がついたら、どこにいったのかわからなくなっていたという。

 

「半べそをかきながらポケットというポケットを何度も何度も探して、最後はリュックを逆さにしてブンブン振り回したんですけど、それでも見つからなくて……もう、両親に申し訳なさすぎて、なくしたことを話したときはボロボロ泣いていました(苦笑)」

 

 それから約8年。時計発見の報告は、実家にいる妹からの電話だった。

 

「着なくなった洋服やバッグ、アクセサリーを段ボール箱に詰めて妹に送っているんです。今回、問題のリュックを入れて送ったんですが、妹から『ポケットの奥のほうから時計が出てきたんだけど、これももらっていいの?』という電話がかかってきたんですよ」

 

 一瞬、なんのことかわからず、頭を捻った井頭だが、明滅していた記憶の点と点がパッと繋がり、妹に向かって「嘘だ!? 本当に?」と口走った後、「その時計だけはだめ。絶対にあげない!」と、叫んでいたという。

 

 以来、苦手だった整理整頓を自分に課し、「大事なものはしまう場所も決め、何があってもそこにしまうようにしている」とのこと。

 

 そう言って笑みをこぼす井頭は、芸能生活12年め。NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』では、ヒロインの娘役を演じ、『どうする家康』では大河ドラマの現場も経験した。

 

「10代は仕事やレッスンに加え、学校の授業や行事もあって、ずっと何かに追いかけられているような感じでしたが、学生という肩書が取れて、自分と向き合う時間が長くなり、仕事に対する考え方も変わってきました」

 

 セリフを覚え、言われたことを懸命にやるだけだった10代から、自分の役割を考え、俯瞰でものを見られるようになった20代。昨年は、先輩たちと数多くのドラマで共演したことで、人としても成長できたような気がします、と笑みを浮かべた。

 

「北村一輝さんからは、“挨拶を元気よくするのがいちばん大事”ということを教わりましたし、宮澤エマさんからは、現場にいるときの立ち居振舞いや、さりげない気の使い方を勉強させていただき、私もエマさんのような素敵な女性になりたいと思いました」

 

 そんな井頭が、5月23日にスタートしたMBSドラマ特区枠『過保護な若旦那様の甘やかし婚』で演じるヒロインは、板前修業中のピュア女子・鶴岡依音。自身初となる溺愛ラブストーリーだ。

 

「ひとつのセリフや何気ない仕草、ちょっとした目の動かし方で、観てくださる方に切なさやドキドキ感を伝えるのはとても難しかったんですが、でもそれ以上に楽しくて。キュンキュンしていただけるドラマになったと思います」

 

――見どころは?

 

「全部です(笑)。特に、高野洸さん演じる若旦那様とのラストシーンは、演じていてもジーンとくるものがありました。ドキドキ、ワクワクしながら楽しんでいただけると嬉しいです」

 

 最後に、溺愛されるヒロインを演じたことで、自身の恋愛観に変化はあったのかを尋ねると――。

 

「溺愛される恋愛は考えたこともなかったですが、依音を演じていて、羨ましいし甘やかされる恋もいいなぁと思いました(笑)」

 

いがしらまなみ
2001年3月15日生まれ 大阪府出身 2012年「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。2013年映画『おしん』でデビュー。2020年には、『鬼ガール!!』で映画初主演。舞台『るろうに剣心 京都編』でヒロイン神谷薫を演じるなどドラマ、映画、舞台を中心に活躍している

 

写真・中村 功 取材&文・工藤 晋 ヘアメイク・小林未波(PEACE MONKEY) スタイリスト・加藤沙季

( 週刊FLASH 2024年6月18日号 )

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