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毒舌キャラ「道重さゆみ」バラエティ封印の裏にあった葛藤

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.21 16:00 最終更新日:2017.12.21 16:00

毒舌キャラ「道重さゆみ」バラエティ封印の裏にあった葛藤

 

 2014年にモーニング娘。を卒業した道重さゆみが、12月16日に『ヤングタウン』(MBSラジオ)にゲスト出演。2年半の休養を経て、今年復帰した彼女だが、バラエティ封印を宣言した。

 

 メインパーソナリティーの明石家さんまから「もう出えへんのやろ。テレビとか?」と話を振られた道重は「そうですね。バラエティは」と認めた。

 

 続けて道重は「2年半お休みして、2年前の自分の立ち地位がすごかったとは思わないんですけど、あそこに戻れるかと言ったら、多分そうじゃないと思うので。『モーニング娘。の道重さゆみ』だったから出られたと思うんです。毒舌も許されたと思うんですよ」とコメント。

 

 グループの代表として、対外的な “看板” としての立ち位置でバラエティに出演していたことがその真相のようだ。

 

 道重は2002年、モーニング娘。に6期メンバーとして加入。そのルックスには定評があったが、歌とダンスではほかのメンバーに劣ることを自覚しており、自分の役割を考えて、バラエティ出演を目指した。

 

 そのためのスキルとして、“ナルシストの毒舌キャラ” で『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の「格付けしあう女たち」などで大活躍した。

 

 同番組の「いざとなったら汚い手を使いそうな女」がテーマの回では、一般男性100人のアンケートから道重について、「部屋で一人のときに『道重さゆみは性格イイらしい』とネットに書き込みまくっていそう」という声を紹介。それに彼女は「やったことあります!」と言いのけて、笑いを誘った。

 

 道重の “口撃” はほかのアイドルグループにも及び、2012年6月27日放送の『タカトシの時間ですよ』(TBS系)では、AKB48について「すごくかわいいと思うんですよ。でも、私が総選挙に出たら3位です。大島優子さん、渡辺麻友さん、その次です」とキッパリと語った。

 

 だが、そうしたバラエティらしい発言を行っていた真相について、『いきなり!黄金伝説』(テレビ朝日系)に出演した際には、「モーニング娘。の存在をアピールしたかったのが一番。ファンの方だけじゃなく、世間の皆さんにも知ってほしかった。私がきっかけで知ってもらえたら一番いい。大変だったけど、私が頑張れたのはモーニング娘。だからこそ。支えてくれるファンの皆さんがいるから」と葛藤があったことを涙ながらに告白したのだ。

 

 自分を入口にしてモー娘。に注目が集まるよう、ラディカルな発言を受け入れていった道重。だが、リーダーとなって以降は、仲間に的確なアドバイスを送り、後輩から慕われていたことも明らかになっている。2013年07月30日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、後輩の飯窪春菜がこう語っていたのだ。

 

「道重さんはお仕事の大切さを教えて下さいます。スタッフ、ファンの方がいらっしゃるから感謝の気持ちを返すつもりでパフォーマンスしましょうって」

 

 工藤遥も「道重さんはメンバーをよく見てくれていて、できない振り付けをできるまで付き合ってくれる」と絶賛。その言葉に道重は大照れし、「私、自分しか見てないですよ」とそこでも笑いに変えたのだった。

 

 歴代最長11年10カ月もの間、モー娘。に在籍し、後輩にバトンを託した道重。復帰を果たした際の記者会見では「私はやっぱり歌とライブがしたい」と明かしている。今後、音楽活動でどんな世界観を見せてくれるのか期待したい。

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