11月19日、大みそかに放送される『第75回NHK紅白歌合戦』の出場者が発表された。インターネット上では、選ばれなかったアーティストをめぐって物議を醸している。
紅組20組、白組21組の出場が発表された今回の『紅白』。紅組には、石川さゆりやaiko、椎名林檎、白組には郷ひろみや福山雅治、星野源など、過去に出場経験のある顔ぶれが並ぶ。ただ “異変” も見受けられた。
「2023年に続いて、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)所属タレントは、現時点で1組も出場しない予定です。11月17日の『日刊スポーツ』によれば、NHKはオファーをかけたものの、STARTO社が合意しなかったとされています。
また、2024年にTikTokなどで話題になったアイドルグループ『FRUITS ZIPPER』や『超ときめき宣伝部』も落選。国内のアイドルは大幅に減った印象です」(芸能記者)
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発表された出演者のラインナップに関して、Xではこんな声も見受けられる。
《今年ミリオンも達成したのに紅白出られなかったら、どうやったら出られるのか教えて欲しい。TikTokの音源でバズらないと出られない感じですか?》
《紅白の選考基準が売上も入ってるなら、今年の作品でミリオン認定されたアーティストSnow ManとINIの2組しかないんだけどね、どちらもいないの謎すぎるね…》
《ミリオン出場者なしの時点で紅白も正直ねえ、、、、、って感じ》
《ファンの地力が直結しやすいCDの売上枚数では大衆性を測りにくい故ミリオンアーティストなのにINIが出れないのかと思っていたけど、その割には曲がバズった印象のあるFRUITS ZIPPER・とき宣・星街すいせいも出ていないので何が基準なのか俺はもう分からない…》
2024年にCD出荷枚数で「ミリオン」が認定されたアーティストが出場しないことに疑問を抱く声が多い。前出の芸能記者がこう語る。
「日本レコード協会の公式サイトによれば、2024年1月から2024年10月の期間中、シングルやアルバムで100万枚以上の出荷枚数を記録したのは、9人組アイドルグループ『Snow Man』と11人組グローバル男性アイドルグループ『INI』のみです。
音楽の視聴スタイルが多様化する昨今、CDを買う習慣が薄れているのは事実です。ただ、NHKは公式サイトで『紅白』の選考基準の一つとして、『今年の活躍』をあげており、CD、DVD、Blu-rayの売り上げも参考にすると説明しています。
Snow ManはSTARTO社側の意向もあり、出場に至らなかったと思われますが、INIも出場しなかったことに納得いかない人もいたのだと思われます」
『紅白』の選考に関して、NHKは「今年の活躍」のほかに「世論の支持」「番組の企画・演出」の3つの要素を中心に総合的に判断するとしている。今回、落選したアーティストをめぐって、こんな声もあった。
「過去に『紅白』出場経験があり、若い世代にとっては “大物” とされるAdoやYOASOBI、Official髭男dismの名前もありませんでした。3組とも『今年の活躍』や『世論の支持』といった条件から外れているようには見えません。
“ミリオン歌手” が不出場になったこともあわせて、あらためて『紅白』出場の選考基準を疑問視する人が多いのも当然でしょう」(前出・芸能記者)
2024年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。波乱づくしで選ばれた41組のアーティストは、お茶の間にどんなパフォーマンスを披露するのか──。
( SmartFLASH )