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【スポンサー14社を直撃】松本人志のテレビ復帰に「高い倫理基準での番組制作を求める」企業も…『ガキ使』まっちゃん回は“提供ゼロ”

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.22 19:35 最終更新日:2024.11.22 20:27

【スポンサー14社を直撃】松本人志のテレビ復帰に「高い倫理基準での番組制作を求める」企業も…『ガキ使』まっちゃん回は“提供ゼロ”

松本人志と浜田雅功の「ダウンタウン」

 

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が「週刊文春」の性加害疑惑報道に対して、5億5000万円の損害賠償などを求めて提訴した裁判は、11月8日に双方が合意し、訴訟が取り下げられ、終結した。

 

 所属する吉本興業は、同日に公式サイトに代理人弁護士の声明を発表するとともに、松本の復帰に関してはこう記していた。

 

 

《松本人志の活動再開につきましては、関係各所と相談の上、決まり次第、お知らせさせていただきます》

 

 復帰問題が取りざたされるなか、11月17日放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)では、松本の復帰へ向けた“応援”ともとられる内容だった。

 

 芸能記者はこう話す。

 

「この日は『東京23区まっちゃんの店完全制覇!』と題し『まっちゃん』という名前がつく飲食店にアポなしで取材交渉し、全店を撮影するチャレンジのロケをおこないました。

 

 冒頭では『現在空前のまっちゃん不足に陥っている』と番組の現状について嘆くようなナレーションや、相方の浜田雅功さんが『(次に行くのは)金髪のまっちゃんでもええよ』と語る場面もありました。

 

 本人不在で“匂わせ”だけをするような内容に、インターネット上では感動する声もあがった一方で《なにこれ?世論の反発具合を伺うため?》といった批判も聞かれていました。

 

 また企画内容が原因なのかはわかりませんが、この日の首都圏で放送された『ガキ使』では、松本さんと浜田さんの写真が使われたオープニング映像後の『提供スポンサー』を紹介する部分で、いっさいスポンサー企業の社名が表示されていませんでした」

 

 オンライン署名サイト「change.org」では、ある非営利団体が松本の復帰に反対する署名を11月15日に開始したが、それを22日現在で4万人以上が賛同している。

 

「現在、芸能界やテレビ局周辺で『松本さんの復帰はスポンサーの意向が影響するのでは?』という声を非常に多く聞きます」(前出・芸能記者)

 

 そこで、本誌「SmartFLASH」は“提供スポンサー”がゼロだった『ガキ使』以外のダウンタウンの冠番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)と『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の2番組の提供スポンサー企業に対して、アンケートを実施。

 

「松本の提供番組への復帰についてどう思うか」

 

「松本が提供番組に復帰した場合、スポンサーを続けるか」

 

 の2点について質問をおこなった。

 

 尋ねたのは、前述の2番組で、直近でのスポンサーを務めていた「日本コカ・コーラ」「日本マクドナルド」「日清食品」「アサヒビール」「KDDI」「HONDA(本田技研工業)」「P&Gジャパン」「ソフトバンク」「プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)」「アコム」「レイク(新生フィナンシャル)」「SMBCモビット(三井住友カード)」「TCB東京中央美容外科」「買取大吉(エンパワー)」の14社。

 

 しかし、日本コカ・コーラ、日本マクドナルド、日清食品、プロミス、TCB東京中央美容外科、買取大吉の6社からは締切までに、なんの回答も寄せられなかった。

 

 また、HONDA、ソフトバンク、プロミス、SMBCモビット、レイクの5社からは「お答えすることはございません」「回答する立場にございません」「ノーコメント」といった簡潔な回答だけが寄せられた。

 

 一方で、復帰後のスポンサー継続に対して「基準」があると答えた企業も多い。

 

 P&Gジャパンは「テレビ局を含む当社のビジネスパートナーに対して、高い倫理基準のもと事業活動をおこなうことを要望しており、各テレビ局においても同様の基準での番組制作を求めています」と回答。

 

 KDDIも「弊社にて定めている基準に沿って、番組にスポンサードさせていただいております」としながらも「番組の内容および出演者に関しましては、当社はいっさい関与しておらずテレビ局様側で構成されております」との理由で、スポンサー継続については回答を控えた。

 

 アサヒビールはそもそもの松本の復帰について「復帰の事実確認が取れないため、わかりかねます」として、スポンサー継続については未定としながらも「番組の内容、放送曜日、時間帯などの番組情報や番組視聴者の属性をもとに、テレビCMを展開する各ブランドのターゲットへの合致度、投資効率を勘案し、決定している」として、消費者重視の基準を設けていることを明かした。

 

 前出の記者はこう話す。

 

「たしかに、現段階ではスポンサー企業が松本さんが復帰する可能性がある今後について判断することは難しいでしょう。しかし、裁判が終結したからと言っても、松本氏による性加害の疑惑が晴れたわけではありません。

 

 一時出演を休止していた番組にいきなり以前と同じように出演するということになれば、スポンサーを降りる企業も出てくる可能性もあります。テレビへの復帰にはまだまだ時間がかかるのではないでしょうか」

 

 松本の復帰番組が“IPPON”でも決まればいいのだがーー。

( SmartFLASH )

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