エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

「Snow Manのような空気が求められている」デビュー4年でSixTONESに“グループ間格差”の試練…“ファン取り込み”の違いを識者指摘

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.11.25 15:57 最終更新日:2024.11.25 16:28

「Snow Manのような空気が求められている」デビュー4年でSixTONESに“グループ間格差”の試練…“ファン取り込み”の違いを識者指摘

SixTONESのジェシーと松村北斗

 

 11月9日から12月27日にかけて、9人組アイドルグループSnow Manがドームツアーを開催している。今回のツアーによって、STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)の歴史に新たな1ページが加わるが──。

 

「北海道、愛知、福岡、東京、大阪の主要5都市を回るツアーです。旧ジャニーズ事務所時代も含めて、STARTO社所属タレントで5大ドームツアーを開催したのは、SMAP、KinKi Kids、嵐、SUPER EIGHTのみだったので、Snow Manは5組めとなりました。また、6人組アイドルグループ『SixTONES』も2025年1月から4月にかけて、Snow Manに続き、5大ドームツアーを開催します」(芸能記者)

 

 Snow ManとSixTONESは、2020年1月に同時デビューを果たした。

 

 

 それぞれのデビュー曲が収録された両面シングル『D.D./Imitation Rain』および『Imitation Rain/D.D.』は100万枚売り上げを超えるミリオンを達成し、注目を浴びた。ただ、デビューから4年が経ち、2組には“差”が生じつつある。

 

「Snow Manが2024年にリリースしたシングル『LOVE TRIGER/We’ll go together』と『BREAK OUT/君は僕のもの』は、いずれも100万枚を突破。一方、SixTONESが2024年にリリースしたシングル『音色』は52.3万枚、『GONG/ここに帰ってきて』も42.6万枚とSnow Manに水をあけられる形になりました。

 

 デビュー当初は、SixTONESが2020年末の『第71回NHK紅白歌合戦』に出場したのに対して、Snow Manはメンバーの新型コロナ感染で出場辞退になるなど、露出の部分では、SixTONESが一歩リードしているように見えました。

 

 しかし、それから時が流れて、5大ドームツアーはSnow Manが先に開催するなど、両者の間で“格差”が開きつつあることを心配するファンも少なくありません」(前出・芸能記者)

 

 デビュー同期ということもあり、何かと比較されがちなSnow ManとSix TONES。『ジャニーズは努力が9割』(新潮社)の著書があり、アイドルライターの霜田明寛氏は、両者の特徴についてこう説明する。

 

「いずれも2020年以前に結成され、CDデビュー前に長い下積み時代を経験しています。SixTONESの6人は、2012年のドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)でいきなり主演を務め、デビュー前から大ブレイクするのではないかというファンの期待値が高かった。

 

 一方、Snow Manは滝沢秀明さんの主演舞台『滝沢歌舞伎』において結成され、どちらかというと舞台で経験を積み『タッキー&翼』や『Kis-My-Ft2』、『A.B.C-Z』など、先輩のバックダンサーとして支える“職人集団”という印象が強かったです」

 

 CDデビュー後、2組は多くの曲をリリースし、メンバーは個々にドラマやバラエティ番組に出る機会も増えていった。ただ、曲のターゲット層には違いがあったようだ。

 

「SixTONESは、Jポップもありますが、どちらかといえばクラブミュージックのような曲も多い。ラップ調の楽曲など攻めたものもあり、自然と視聴する層はやや若くなる印象です。一方、Snow Manは2022年にリリースした『ブラザービート』のように、老若男女問わず盛り上がれるようなキャッチーな曲が多いです。ある種、SixTONESは若い層に憧れられる存在で、Snow Manは中高年層も含めて幅広く取り込んでいったと言えるかもしれません」(霜田氏)

 

 2021年にはなにわ男子、2022年にはTravis Japan、2024年にはAぇ! groupと、現在のSTARTO社では、ほぼ毎年CDデビューするグループが出ている。

 

 多くのグループがしのぎを削るが、時代によって“理想のアイドル”は異なるようだ。

 

「2000年代にヤンチャな雰囲気のKAT-TUNがブレイクしたかと思えば、その後和気あいあいとした空気の嵐が人気を博すなど、時代によって売れるグループは異なりますが、どちらかのほうが優れているというわけではありません。

 

 SixTONESは6人の個性がそれぞれバラバラな魅力があり、KAT-TUNのようなヤンチャなイメージもあります。

 

 Snow Manは一体感があり、嵐のようなメンバー間の仲の良さが特長です。昨今の傾向でいえば、Snow Manのような空気が多くの人に求められているのかもしれません」(霜田氏)

 

 多くのアイドルがしのぎを削る群雄割拠の時代、これからもブレイクし続けるのはどちらなのかーー。

( SmartFLASH )

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る