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「ふてほど」流行語大賞に疑問噴出の裏で期待高まる「今年の漢字」要因は「選出方法」か
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.04 16:27 最終更新日:2024.12.04 16:27
12月2日、2024年の「新語・流行語大賞」が発表された。
年間大賞には、「裏金問題」「50―50」「ホワイト案件」「新紙幣」などの上位10個の言葉から、ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)のタイトルを略した「ふてほど」が選ばれた。
「ドラマは1986年の昭和から2024年の令和にタイムスリップした主人公の阿部サダヲさんが、両時代の価値観の違いに戸惑いながらも奮闘する内容です。
しかし、阿部さんは受賞スピーチで『正直、“ふてほど”って自分たちで言ったことは一度もないんですけど』と苦笑していて、当事者にも意外な受賞だったようですね。タレントのフィフィさんも2日、自身のXに《初めて聞いたワードに、世間も驚き》とポストしていました。
確かに、ドラマ視聴者でないとピンとこないのかもしれませんね。ネット上でも、違和感を覚えるという声が目立っていました。流行語大賞にツッコむという現象こそ、年末の風物詩ともいえそうです」(芸能担当記者)
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そのなかでにわかに注目され始めたのが、日本漢字能力検定協会が12月12日に発表する「今年の漢字」である。文字は一般応募の得票数で決まるが、2023年は「税」だった。
「『今年の漢字』は1995年から始まり、最近ではイベントなどに出席した芸能人に『今年を漢字1文字で表すと』とお題を出すことが恒例になっています。
この1年を漢字1文字で表す企画について、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが2023年12月17日に出演した『ワイドナショー』(フジテレビ系)で『もうやめませんか』と疑問を呈し、MCの東野幸治さんも『これ、何がオモロイねん。ワイドナショーでも過去何年かやってるけど、だいたいみんなどんよりして終わる』と賛同していました。
それでもやっぱり、この時期になると気になるもので、Xでは『今年はこの漢字』と大喜利状態になっています」(前出・芸能担当記者)
SNSでは流行語大賞へのがっかりに反比例するように、「今年の漢字」への期待が高まっているようだ。Xにはこんな投稿がなされていた。
《流行語大賞なんかよりも清水寺で発表される「今年の漢字」が楽しみやで》
《今年の流行語、まったくピンと来るものがなかったです。いっそのこと、該当なしで良かったのではと。今年の漢字に期待しましょうか》
《流行語大賞→は?何それ? 今年の漢字→納得》
このように評価が割れる背景には何があるのか。前出・芸能記者が続ける。
「大きく違うのは、選出方法でしょう。流行語大賞は、最初の候補こそ用語辞典である『現代用語の基礎知識』の読者アンケートで30~50語選出されますが、最終的に大賞を決めるのは審査員。さらに、読者アンケートの結果に審査員がいくつか候補を足して、さらに選考を進めるといいます。
一方、『今年の漢字』に関しては、完全に公募で決まります。運営する日本漢字能力検定協会によれば『皆様から応募いただいた漢字の中から、応募数の多かった上位20位までの漢字を発表しています。 応募数が1番多かった漢字を、清水寺にて揮毫していただき発表しています』とのこと。
こうした、審査員の介入の有無に、納得感の違いが表れるのでしょう」
年の瀬の恒例となった「流行語大賞」と「今年の漢字」。2024年を代表する言葉は、果たしてどちらになるのだろうか。
( SmartFLASH )