エンタメ・アイドル
『M-1』海原ともこ“ざっくりすぎる”採点が物議も関西のファンからは絶賛、90年代はショーレース総なめの「お笑いサラブレッド」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.23 19:25 最終更新日:2024.12.23 19:25
漫才日本一を決定する『M-1グランプリ2024』(テレビ朝日系)の決勝が12月22日に行われ、令和ロマン、ヤーレンズ、ママタルト、ジョックロック、真空ジェシカらの10組が頂点をめぐって「笑わせあい」を競った。
そして、最終決戦でバッテリィズ、真空ジェシカとの激戦を勝ち抜いた令和ロマンが史上初の2連覇を達成。第20代王者に輝き賞金1000万円を手にした。
「出場者は過去最多の1万330組でした。そのため喜びもひとしおだったようで、高比良くるまさんは『去年の倍うれしいです!』と叫び、松井ケムリさんも『悔いなくやれました。チャンピオンだ!』と全力を出し切った表情を浮かべていました」(芸能担当記者)
【関連記事:松本人志不在の『M-1』審査員9人体制の“大所帯化”9年前の復活時との“共通点”に見える制作陣の“意思”】
一方、芸人らのほかに注目されたのが審査員だ。昨年の7人から、今年は9人にまで増えた。大会前には、松本人志の不在を補うための増員かともささやかれた。
「これまで、『審査員の年齢層が高いのでは』ということが漫才ファンから指摘されていました。2021年大会をもって審査員を辞したオール阪神・巨人の巨人さんは2022年6月のラジオ番組『Clip』(ラジオ関西)で『全ての漫才を理解したいと思うけど、ゲームのネタをやられて、そのキャラクターが出てきたら、そこまで分からんし、審査してエエのかなと思う』と語っていたように、世代交代は必然かもしれません。
また、人数が増えたことで採点のばらつきを抑えられるという効果も期待できます」(同前)
大会終了後の現在、じつはある審査員がネット上で物議をかもしている。唯一の女性審査員の海原ともこだ。大会中には、彼女の名前がXでトレンドになってしまった。その要因は、ヤーレンズへのコメントのようだ。
「ともこさんは、『おにぎり屋さん』のネタを披露したヤーレンズに『なんか……なんか、もっとしょうもないもの見たかったです』と言葉に詰まってしまい、司会の今田耕司から『まとまったら教えてください』と切られてしまったんです。その場は笑いに包まれましたが、他の論評の時にも言葉に詰まってしまったり、ぼんやりとした評価をしてしまう場面が散見されました」(芸能記者)
時には「自分には漫才の構成についてはよくわからない」などと口走る場面があったり、優勝した令和ロマンにも「出てきた時から空気がすごかったです。かっこよかったです」と感想を述べるにとどまることも。この“ざっくりすぎる”論評に、Xには《海原ともこ言語化下手過ぎるやろ 審査員は無理やで》《海原ともこ誰? 審査員の中で唯一講評に論理性が無かった》と辛辣なポストが並んでいる。
その一方、関西勢からは熱烈なフォローが投稿されているようだ。Xには、《海原ともこ姉さん知らん奴がM-1語るな》《関西の人々にとっては、漫才師を超えて文化的な象徴のような存在》など、芸風に絶賛のコメントが並んでいる。
「実際、少なくとも大阪では『しゃべくり漫才』として圧倒的な人気を誇り、関西制作の番組では多くのレギュラーを持つ海原ともこさん。しかし関東では、あまり見かける機会は多くないので、漫才をしている様子を知らない方も多いのかもしれません。
それに、お笑い界のサラブレッドでもあります。『海原やすよ ともこ』としてコンビを組んでいる海原やすよさんとは実の姉妹。『海原お浜・小浜』の小浜さんの孫で、『海原かける・めぐる』のかけるさんを父に持ちます。
1992年に姉妹で中田ボタンさんに弟子入りしたことをきっかけにコンビになると、1995年に『第16回 ABCお笑い新人グランプリ』で最優秀新人賞と『第10回 NHK新人演芸大賞・演芸部門』の大賞を獲得。その後も『上方漫才大賞』は新人賞も含めて5回受賞していて、2012年と2017年は『大賞』に輝いています。1990年代にショーレースを総なめにしており、実力は申し分ありません」(芸能ライター)
輝かしい経歴を見れば、審査員に抜擢されるのも納得だ。今回のM-1で、本物の全国区になったということだろうか――。
( SmartFLASH )