エンタメ・アイドル
生島ヒロシ“番組電撃降板”を生んだ「ハラスメント画像」は“最後の一押し”だったーー“TBS歴50年”の扱いに悩み続けたスタッフたち
1月27日、突如として『生島ヒロシのおはよう定食』『生島ヒロシのおはよう一直線』(ともにTBSラジオ)からの降板が発表された、フリーアナウンサーの生島ヒロシ。
大御所パーソナリティが、自らの冠番組を降ろされるという“異常事態”を生んだのは、「1枚の画像」がきっかけだった。
関連記事:元フジテレビ寺田理恵子 夫急逝のショックで話せなくなった元祖アイドルアナは“原点”へ戻り音読講師に【女子アナ第2の人生】
「元TBSアナウンサーの生島さんは、1976年のTBS入社以降、同局のテレビ、ラジオに絶え間なくかかわってきた人物です。今回、降板になった両番組は1998年から放送され、27年近く続いていました。
降板発表の当日も、生島さんは通常どおり出演しており、当日の本番後、初めて本人に言い渡されたそうです。TBSはこの降板について『グループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため』と説明しています」(芸能記者)
また、生島が設立した所属事務所「生島企画室」も、同日に公式サイトでコメントを発表。生島への聞き取りの結果として《番組製作スタッフへの厳しい言動やインターネット上に掲載されていた不適切な画像の送信等の行為があった》としており、ハラスメントの問題での降板を認めている。
生島は芸能活動を無期限自粛。さらには生島企画室の「最高経営責任者」といった役職も外されることになった。彼の芸能人生を一瞬にして変えた「画像」とは、どういったものなのかーー。
TBSの番組制作スタッフはこう話す。
「生島さんの画像送信は、セクシャル・ハラスメントに該当すると判断されたそうです。問題になった画像は、生島さんが外国人の友人から共有された“無修正の卑猥な画像”だったと聞いています。
その画像データを、ラジオ番組のスタッフも観られるファイルなどに入れてしまったそうです。女性スタッフもいたため、すぐさまセクハラの訴えが出されてしまい、今回の経緯になったとか。
しかし、単なる誤送信だけでは、ここまで大きな判断が迅速に下されません。今回のセクハラ騒動は、これまで生島さんに不満を抱え、爆発寸前だったスタッフたちにとって“最後の一押し”になったということなんです」
御年74歳。そして“TBS歴”は50年近くと、まさにTBSの“顔”でもあった生島。それだけに、周囲は彼の扱いに相当、頭を痛めていたという。
「TBS社内では、以前から生島さんのパワハラも問題視されていました。というのも2021年、一部週刊誌で、当時、同局で放送されていた伊集院光さんのラジオ番組『伊集院光とらじおと』内での“過剰な言動”が取り上げられたころから、『生島さんはもっとひどい』という声があがっていたんです。
2022年に『伊集院光とらじおと』は終了しましたが、そのことも、生島さんと接するスタッフたちの不満を高めました。また、2024年には生島さんの番組で、ディレクターが3人以上、辞めていたそうで、そのことからも近年は“要注意人物”とされる向きが強かったのです」(同前)
生島の言動に悩んでいたのは、スタッフだけではなかったようだ。
「共演者でも、気の合う人に対しては優しく接してくれますが、自分と雰囲気が違う出演者に対しては、話しかけられても冷たくあしらったり、声を荒らげたりするなど、目に見えて態度が変わっていたと聞いています。
また、放送が終わってもなかなか帰らないのも困りもので……。早朝の放送が終わっても、TBS局内に夕方ごろまでいることも多く、テレビのスタッフも『機嫌の悪いタイミングで出くわしたくない』と思っている人もいました」(同前)
2024年には、テレビドラマ『不適切にもほどがある!』を大ヒットさせたTBS。それだけに“不適切”にはしっかり対応した、ということかーー。