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「ダイタク」大と「9番街レトロ」なかむら、違法賭博容疑で新劇場“所属取り消し”危機…吉本コンプラ研修も限界
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写真は、吉本興業の公式サイトより。左側の赤いネクタイが、吉本大だ
吉本芸人にいったい何があったのかーー。
2月5日、ともに吉本興業に所属するお笑いコンビ「ダイタク」の吉本大と「9番街レトロ」なかむら★しゅんが、違法オンラインカジノに関与した疑いで警視庁から事情聴取を受けていることが各社で報じられた。
「まず1月26日、深夜のバラエティ番組『ハチミツ!!』(フジテレビ系)で、当面の間、なかむらさんの出演が見合わせになることが発表されました。次に30日、2024年『M-1グランプリ』ファイナリストの双子漫才師・ダイタクさんは、出演予定だったお笑いトーナメント『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』の辞退を明らかにしました。
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そして5日、彼らの所属する吉本興業はタレント名を控えたまま、
《弊社所属の一部タレントにつきまして、コンプライアンス違反の疑いがあることが判明したため、現在、外部弁護士等を交え、事実関係を調査中でございます。
このため、事実関係等が確定するまでの間、一部タレントは活動を自粛することになりましたのでご報告いたします》
と声明文を発表し、その“一部タレント”と“ギャンブル好き”として知られる彼らが合致するという指摘がSNSであふれています」(芸能記者)
吉本といえば、全国に12の劇場を持つお笑い業界最大手の芸能事務所。1月13日には、公式Xで東京・渋谷にある「ヨシモト∞ホール」を3月いっぱいで閉館し、同じ場所で4月に「渋谷よしもと漫才劇場」をリニューアルオープンすると発表している。
「よしもと漫才劇場は大阪の2カ所と神保町に続いて4カ所目となり、2月3日には、渋谷と神保町の2館を拠点とする『東京所属メンバー』の122組が発表されました。
そのなかには、∞ホール所属の『ダイタク』さん、神保町よしもと漫才劇場所属の『9番街レトロ』も含まれています。
ダイタクさんは『THE SECOND』を辞退した後も舞台には立っていたのですが、問題が発覚したことで、すべての舞台予定がキャンセルになっています。9番街レトロさんは、相方の京極風斗さんのみが出演していますね。ダイタクさんは2024年に『M-1グランプリ』ファイナリストに進出したことで、勢いに乗っていたにもかかわらずファンからは落胆の声が噴出しています」
今後は、“厳しい裁定”が下されることになる。
「吉本では、2019年の“闇営業”をはじめ松本人志さんの性加害報道など、所属する芸人をめぐり数々のコンプライアンス上の問題が噴出してきました。こうした経緯を踏まえ、同社では大規模なコンプライアンス研修会を開くなど、芸人に対して様々な教育の機会を提供してきました。にもかかわらず、オンラインカジノという“完全クロ”の遊びに手を出したことは同社も頭を抱えているでしょうね。今後の捜査次第でふたりの関与が悪質だと判断されれば、4月に立つ劇場への“所属取り消し”も考えられるでしょう。舞台にすら立てないとなると、まさに芸人生命の危機です。
ただ、今回の一件で即座に“クビ”ということもないでしょうから、しばらく自粛したうえで徐々に舞台復帰する流れになると思われます」(芸能ジャーナリスト)
残されたファンと相方のショックは大きい。