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『中居正広の土曜日な会』の後番組は『ワイド!スクランブル』報道、急きょ決定に現場から悲痛の声
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引退を発表した中居正広
「4月からの新番組を今頃編成するのは大変なことです。MCをどうするのか、どんな番組にするのか、スタッフは確保できるのか。現場は混乱しているでしょう」
そうため息交じりに語るのは、あるテレビ局関係者だ。
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タレントの中居正広が性加害疑惑で引退してから約1カ月。依然として、スポンサーや現場など各方面に影響が出ている。テレビ朝日は、中居がMCを務めていた『中居正広の土曜日な会』の後番組として、急遽4月から、『大下容子ワイド!スクランブル』の土曜版を編成することがわかった。
同番組は1996年4月にスタートした情報・ワイドショー番組で、すでに29年めを迎えるテレ朝を代表する番組のひとつ。大下容子アナは1998年から同番組のMCを務め、2020年に現役アナで初の役員待遇エグゼクティブアナウンサーに昇格している。
「現在の『ワイド!スクランブル』は月曜から金曜のお昼に放送され、土曜日も加わると大下アナは休みを取れなくなります。番組名には自身の名前があっても、土曜日もMCを担当することになると超過勤務になるので、それは避けなければいけないでしょう。そうだとしたらMCは誰がやるのか。今のところ平日の同番組の視聴率は群を抜いていい。しかし、MCを変えて土曜日に放送すると、その数字は維持できなくなる可能性があります」(同前・テレビ関係者)
だが、この時期に、まったく新しい番組を作るのは現実的に厳しいという。
「これまで放送されてきた『中居正広の土曜日な会』もニュース・情報番組だったので、『ワイド!~』に白羽の矢が立った。形ができている番組の拡大版なら局も作りやすい。ただ、『中居正広~』に出演していたコメンテーターやスタッフを横滑りで使うことになりそうだと聞いています。番組がなくなったからといって、一方的に人員を切ることはできないでしょう。現場はぎりぎりまで混乱が続くと思います」(同前)
当然、番組に関わる制作会社やスタイリストらも巻き添えを食うことになる。
「基本的に制作会社は、前もって番組終了の時期を知らされています。そのため、ある番組に派遣していたスタッフを別の番組に合流させたり、同じ枠で始まる新番組に継続して起用したりと、人員をスムーズに配置することができます。これはフジテレビの話ですが、坂上忍さんがMCの情報番組『バイキング』が終了になった際には、その後の『ポップUP!』、そして現在放送中の『ぽかぽか』へとスタッフが継続して起用されました。
ただ、今回のようにイレギュラーが発生した場合は、急遽仕事がなくなってしまうスタッフ、フリーランスなどは当然います。中居さんの“とばっちり”を思わぬ形で食らってしまったでしょうね」(テレビ制作会社スタッフ)
現在各局で、中居が出演していた番組の後をどうするのかまさに調整中だと思われる。中居の引退余波はしばらく収まりそうにない。