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市原隼人『べらぼう』で視覚障害の資産家を熱演し視聴者衝撃…過去には現場を凍りつかせた“役者魂”
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市原隼人
2月23日、NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の第8回が放送された。今回から俳優・市原隼人が登場。鳥山検校役で登場し、話題を集めている。
「市原さんが大河ドラマに出演するのは、『おんな城主 直虎』(2017年)、『鎌倉殿の13人』(2022年)に続き3回目。今回の『べらぼう』では、鳥山検校という視覚障害をもった資産家の役柄に挑戦しました」(芸能プロ関係者)
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市原は、重々しい黒の着物に金色の帯を巻いた貫禄のある装いで登場。頭はスキンヘッドの特殊メイクをしており、目は青いカラーコンタクトを入れて視覚障害を表現していた。
その圧倒的な演技力にXでは、驚きの声が集まった。
《市原隼人の鳥山検校演技凄すぎてため息出るわ》
《まるで絵画のような美しさ...》
《こんなお芝居出来る俳優さんになられてたなんて良い意味でビックリした!》
視聴者が驚くほどの俳優としての演技力は、これまでも様々な役柄を演じてきた経験値が積み重なっているのだろうと前出・芸能プロ関係者は指摘する。
「市原さんは、小学校5年生のときに渋谷でスカウトされたことをきっかけに芸能界デビュー。映画『リリィ・シュシュのすべて』(2001年)で主演を務め、俳優デビューを飾りました。『偶然にも最悪な少年』(2003年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も『ウォーターボーイズ2』(2004年)、『チェケラッチョ!!』(2006年)など代表作となる数々のドラマや映画に出演しています」
爽やかな青年から、不良、ヤンキー、そして、今では歴史的人物まで演じており、振り幅は大きい。その役者魂は、時にはトラブルとも隣り合わせとなる。
「2023年に放送された『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)の制作発表の場で、司会の日テレアナウンサーから、作品とは関係のないプライベートな質問があったんです。その質問にカチンときてしまったという市原さんは冷めた態度になりました。つっけんどんな対応をしたため、現場が一瞬、凍りつきました。共演していた俳優の赤楚衛二さんと波瑠さんが慌ててフォローする場面がありました」(前出・芸能プロ関係者)
それだけ、作品に熱い想いを込め集中して演じているのだろう。今回もそのストイックさが活きている。
「今回市原さんは、視覚障害を演じるにあたって『検校と同じ境遇にある全ての人や物事に敬意を払い務めさせていただきます』と熱意あるコメントをしていました。人一倍責任感と配慮を持ち合わせながら、より良い作品にしたいという気持ちが伝わってきますね」(前出・芸能プロ関係者)
作品の魅力のひとつになるのは間違いない。